恋愛はしないと忘れてしまうもの?専門家に聞いてみた!

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皆さんは、「恋をしていないと、恋の仕方を忘れてしまう」という言葉を聞いたことはないだろうか。恋愛ドラマや恋愛映画に登場しそうな言葉であるが、実際のところはどうなのだろう。車の運転は体が覚えていて、運転席に座れば自然と体が思い出すという。恋愛も好きな相手ができれば自然にできるもののように思えるが、真相はいかに? 心理学者の内藤誼人先生に聞いてみることにした。

■恋の仕方は忘れるもの

人は本当に恋をしていないと、恋愛の仕方を忘れてしまうのだろうか?

「はい、『愛する』というのは、”技術”ですから、恋愛から遠ざかれば遠ざかるほど、『愛するのもヘタ』になります」(内藤先生)

答えはイエスだった。普段体を動かしていないと、いざ運動をしようにも体がついていかない。案外、恋愛もそれと同じなのかもしれない。

■恋愛ドラマや映画、友達の恋バナは参考になる?ならない?

しかし、仕事等の理由により、否応でも恋を休まなければいけない状況もあるだろう。

恋の仕方を忘れないために、恋愛ドラマや恋愛映画を見たり、友人の恋愛話を聞いたりすることは、効果があるのだろうか?

「恋愛ドラマは、理想化されすぎているのであまり参考にはならないと思います。アリゾナ大学のクリス・セグリンなどは、米国の離婚率の高さは、テレビドラマの影響のせいだといっています。現実の恋愛は、ドラマとは違います」(内藤先生)

恋愛ドラマや恋愛映画は、いうまでもなくフィクションである。あくまでも「恋したいな〜」と、恋愛意欲を維持する程度に留めた方がよさそうだ。

「『自分も恋愛してみようかな』と思うかもしれないという点で言えば、友人の恋話のほうが、まだ、いろいろと参考になるのではないでしょうか。ただ、友人が愚痴ばかりいうようであれば、聞かないほうがいいかもしれませんが」(内藤先生)

確かに身近な人の恋愛話の方が現実味があり、参考になりそうだ。

■一度得られたスキルは、早々忘れない

恋愛の仕方を忘れないようにするために、友人の恋話はおすすめであることは分かったが、他に瞬時に恋の仕方を思い出す、何かいい方法はないのだろうか?

「技術(スキル)というものは、いったん身につくと、時間の経過の影響を受けにくくなります。いったん泳ぎ方を覚えちゃえば、何年も水に入っていなくとも、やっぱり泳げます。自転車だって、20年経ってもやっぱり乗れますよ。人生の若い頃に、たくさんの恋愛経験を積んでおけば、後からでも恋愛はできます。一度も恋愛をしていない人は、まずは恋愛の技術を磨くところからスタートですね」(内藤先生)

なるほど。スキーも久しぶりにすると転びっぱなしだが、数時間も経てばいつの間にか滑れている。恋も同じように、始めはぎこちなくても、出会いを求めているうちにその手順を思い出すかもしれない。

少し悲観的になってしまっている人がいたら、自分のペースでいいので出会いを見つけてみてはいがだろうか。

専門家の見解は上記だったが、皆さんの意見はいかがだろうか? 「教えて!goo」では「恋愛をしていないと、恋愛の仕方は忘れてしまうと思いますか?」と、意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「解決したがる男共感がほしい女」(大和書房)、「自分の中からめんどくさい心に出ていってもらう本」(青春出版社)他、著書多数。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)