夏休みの時期は日本人にとっての観光シーズン。避暑地やビーチを始めとする国内の観光地が賑わうとともに、日本の蒸し暑さからの解放を求めて外国にバカンス、という人も少なくない。訪れた観光地に対するもっとも明快かつシンプルな評価基準は「また来たい」と思うかどうかだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 夏休みの時期は日本人にとっての観光シーズン。避暑地やビーチを始めとする国内の観光地が賑わうとともに、日本の蒸し暑さからの解放を求めて外国にバカンス、という人も少なくない。訪れた観光地に対するもっとも明快かつシンプルな評価基準は「また来たい」と思うかどうかだ。

 中国メディア・第一財経は18日、中国人観光客にとって日本が1番の観光地であるとともに、再訪を望む人が多いことが、新たに発表された調査結果で改めて明らかになったとする記事を掲載した。

 記事は、日本政府観光局が発表した今年1-6月の訪日外国人観光客のデータで、初めて1000万人を超える1171万4000人を記録し、そのうち中国人が最も多かったと紹介。この数値が、今月18日に米国のホテル予約サイト・Hotels.com(中国語名は好訂網)が発表した、中国人観光客の国外旅行調査報告の内容とぴったり合致しているとした。

 同サイトが実施した調査は、市場調査会社に委託して行われたもので、今年5月時点で過去1年以内に国外旅行をした18歳から54歳の中国人男女3000人を対象に、旅行の内容や予約方法、宿選びなど国外旅行に関する様々な点について質問している。

 記事は、調査の結果「日本が観光、ショッピング、発見など全ての面において中国人観光客を惹きつける唯一の国であり、中国人観光客から『一生のうちに1度は行っておきたい国』と見なされている」ことが明らかになったと伝えた。また、日本を訪れた中国人観光客のうち半数以上にあたる54%がリピーターであるとし、豊富な景色、ショッピングの充実に加え、安全かつ快適な環境、ビザの優遇といった要因が多くの中国人観光客に日本を再訪させているとの同サイトによる分析を紹介した。

 調査では、日本が観光、ショッピング、グルメ、レジャー、発見、現地文化など7つのジャンルにおいていずれもトップ3に入り、中国人にとって「最も喜ばれるグルメ・文化体験の渡航先」とされたという。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)を巡る日中間の動きが活発化しようが、南シナ海問題を巡る応酬が繰り広げられようが、終戦記念日に際し戦争責任や軍国主義化などに関する中国メディアの言論が激しくなろうが、日本を訪れたいと考える中国人は多いのである。そこには「政治問題は政治問題、個人の趣味や嗜好とは別のもの」とすっぱり割り切る彼らの性格が垣間見える。

 とはいえ、関係がぎこちない状況ゆえ日本に対する不信感や嫌悪感を抱き、「日本には行きたくない」と考えている人が少なからずいることも事実だろう。本当は、そういう人たちにこそ日本を訪れてもらい、実際の日本社会や日本人の生活に触れてもらいたいのだが。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)