◆キューブ型の小部屋は『ファーストキャビン』とイイ勝負

 上野や浅草、アキバといった人気スポットにほど近く、羽田・成田空港へも面倒な乗り換えナシで行けるとこ……それが台東区の蔵前!東京観光で蔵前に泊まることは選択肢にほぼないでしょうけど、ビジネス使いならアクセスの良さで十分、検討の余地アリです。

 そんな蔵前にオープン(2016年6月)したのが『MyCUBE by MYSTAYS(マイキューブ・バイ・マイステイズ)浅草蔵前』。ここはホテルマイステイズなどを運営するマイステイズ・ホテル・マネジメントが手がけた宿泊施設で、特徴はキューブ型の小部屋。一般的なカプセルホテルに比べ天井が圧倒的に高く、モダンで広々した空間(実測値:縦160×横110×奥行き200cm)。このサイズ感は、進化系カプセルホテルを代表する『ファーストキャビン』とイイ勝負。

 部屋のタイプは1種類のみ、安心の男女別フロア構成で女性の宿泊も可能です。価格は4200円(一泊・素泊まり)〜、朝食付きでも4700円〜とグッドプライス。筆者が宿泊した時は、黒のビジネスシューズが多数あったので、利用者の多くは、ビジネスパーソンですね。

広い通路がなんとも快適なフロア。紫の部分がロールスクリーン。
広い通路がなんとも快適なフロア。紫の部分がロールスクリーン。

素材の色のバランスや照明の効果もあって、キューブ型空間はかなり上質な印象。
素材の色のバランスや照明の効果もあって、キューブ型空間はかなり上質な印象。

低反発枕とちょうどいいマッドレスパッドで、深い眠りをお楽しみください。
低反発枕とちょうどいいマッドレスパッドで、深い眠りをお楽しみください。

足元には32インチテレビと鏡、奥行きはないですが簡易PCデスクも完備。
足元には32インチテレビと鏡、奥行きはないですが簡易PCデスクも完備。

◆小物も大物も余裕で収納、安心のカギ付き収納スペース

 フロアに入ってまず感心したのは、通路が広くとられているところ。向かいの部屋の住人を意識することなく出入りでき、すれ違いも楽々です。見知らぬ者同士が一夜を共にする空間ですからね、これって意外と重要なポイントです。

 さらに、よく考えられているのがベッド下にあるシャッター式のカギ付き収納スペース。キャリーバッグが入る大容量、なんならビジネスバッグやシューズだって一緒に収納できます。就寝中、手元に置いておきたい財布などは、ベッドスペース内にあるカギ付き貴重品ボックスへ。従来型カプセルホテルだと、ロッカーが遠かったり、小物入れがないなどが当たり前なので、このセキュリティーはビジネス使いの大きなアドバンテージですね。

 その他、手入れの行き届いた共同シャワーブースや、ナイトウェアやタオル類が一緒になったお泊りセットなど、納得のアメニティで快適度も高いです。今回は残念ながら利用できなかったフロント横にあるバーラウンジ、次回は是非トライしてみたいですね。

これがベッド下にある、シャッター式のカギ付き収納スペース。広々!
これがベッド下にある、シャッター式のカギ付き収納スペース。広々!

カギはエレベーター利用時に必要なカードキーとセット。移動時は携行お忘れなく。
カギはエレベーター利用時に必要なカードキーとセット。移動時は携行お忘れなく。

枕元の貴重品ボックス。カギはベッド下の収納ボックスと同じ。
枕元の貴重品ボックス。カギはベッド下の収納ボックスと同じ。

◆出勤前に楽しみたい、ワンコイン喫茶店モーニング

 7時ごろのフロントには複数の外国人観光客がいて、ラウンジで朝食を楽しんだり、「ポケモンGO」やったり(笑)。筆者が泊まったフロアには見かけなかったので、きっと宿泊フロアが分かれているんですね(チェックアウトは10時まで)

 そんな光景を見ていたら、朝食付きプランにすればよかったなぁ、と後ろ髪を引かれつつチェックアウト。せっかくなので蔵前でモーニングを提供している喫茶店を探していたら、道を挟んでホテル目の前にありました、その名も『シャレード』。昔ながらの店舗で、モーニングはうれしいワンコインです。テレビから流れるニュースの音声だけを聞きながら、備え付けの新聞に目を通す。喫茶店、至福のモーニングは、どうしてこんなに美味しいんでしょう?

フロント横のラウンジスペース
フロント横のラウンジスペース。各々、朝食を済ませたり、ニュースをチェックしたり。

のっぽビルなホテル外観
のっぽビルなホテル外観。至近にコンビニもファストフードもあり利便性は高い。

『シャレード』の500円モーニング
『シャレード』の500円モーニング。決して豪華じゃないけど、味わい深い一品ですよ。 

【五つ星Cホテルへの道】

アクセス  ★★★★★(都営浅草線「蔵前」駅A2出口より徒歩1分)
快適度   ★★★★★(周囲の音もさほど気ならず、すこぶる快適)
お風呂   ★★(シャワーのみ。近隣に銭湯があればベストですが生憎なし)
エンタメ  (ホテル周辺は居酒屋、ラーメン屋さんなど。上野に出た方が◎)
リピート? ★★★★★(羽田・成田空港利用時は、穴場的に重宝します)
*採点は各項目5点満点

【DATA】

MyCUBE by MYSTAYS浅草蔵前
住所:東京都台東区蔵前2丁目6-7
電話: 03-5835-3181

●室料/素泊まり4200円〜、朝食付き4700円〜、そのほか学生向けプランやビール&おつまみ付きプランなど複数あり
●施設/シャワーブース(共同)、コインランドリー、自販機
●アメニティ/ナイトウェア、バスタオル、ハンドタオルなど。シャンプー類は備え付け
※『MyCUBE by MYSTAYS浅草蔵前』は女性も宿泊できます

取材・文/nh+ 堀田成敏

カプセルホテル評論家、@DIME記者。老舗から進化系まで、カプセルホテルの有効活用をビジネスパーソンに伝えるべく活動中。都心部で増えている進化系カプセルホテルと昔からあるカプセルホテルの違いがかなり興味深く、どちらの世界もステキだと実感している。