子ども写真がみんなに褒められる! スマホ撮影するときの注意&超簡単テク【 iPhone/Andoroid】

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いつでも手軽に撮影できるから、子どもの写真はほとんどがスマホ撮影! という人は多いですよね。でも実は撮影機能を使いこなせていないというパパママの声をよく聞きます。

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スマホでもおしゃれでステキな“褒められ写真”にレベルアップするための方法とは?

広告や雑誌の人物・風景撮影を手掛けるほか幼稚園や保育園の専属カメラマンとしても活動されているカメラマンの大崎聡さん(実生活では2児のパパ)に、スマホ撮影の超簡単にレベルアップできるコツを聞いてきました!

誰もがやっている“ブレる持ち方”とは?

--最初に、基本的なスマホ写真の特徴を教えていただけますか?

大崎:スマホはすぐにどこでも撮れ、気軽なのが良いところですね。

それと連写機能が一眼レフカメラ並みで、速い動きに対応できるので、子ども撮影にはもってこいです!

ただ、暗いところに弱い。レンズが小さいから一般的に感度設定がないので、そこは短所になりますね(スマホの機種によっては感度も変えられるものもあります)。

--撮影前に押さえておきたいポイントはありますか?

大崎:はい、まず持ち方ですね。多くの方が左手にスマホを持ち、右手の人差し指でシャッターを押していると思いますが、実はこうすると押す時にブレやすいです。

オススメなのは、片手でスマホを持ちながらシャッターも押すやり方。

親指でシャッターボタン(iPhoneだと左サイド、Andoroidなら右サイドの音量ボタンがシャッターボタンになっています)を使うと自然にシャッターが切れますよ。

この持ち方の利点は、慣れると片手で素早く撮影でき、ブレにくいこと。

両肘をテーブルなどに付き、腕で三角形を作ることで三脚のように撮影位置を固定もできます。

また縦位置と横位置の変更がしやすいので、瞬時にどちらのアングルにも対応できるのも魅力です。

フラッシュ使用はNG!? 明るさ簡単調整法

大崎:あと注意点として、ズームやフラッシュは極力使わないことです。

--えっなぜですか?

大崎:スマホカメラのズームはデジタルズームといって拡大してるだけなので画像が粗くなりやすく、フラッシュは不自然な色合いになりやすいからです。

--では、明るさはどうやって調整したらいいのでしょうか?写真がどうも暗くなりがちなのですが…

大崎:試しに、少し難しいけど木漏れ日の逆行下で撮影してみましょう。

--私が撮ったのはこちらですが、顔が暗くなってしまっていますね……。

大崎:僕が撮影するとこんな感じです。

--顔だけでなく全体的に明るくなってますね! 何が違うのでしょう?

大崎:撮影時に、自分が明るくしたいところをタップするだけで明るくなり、逆に明るすぎるところをタップすると暗くなる補正機能を使いました。

画面を長押しするとAE(明るさ)/AF(オートフォーカス)ロックマークが出て、明るさとピントがそのまま固定されます。これはiPhoneの機能ですが、ほかのスマホの場合カメラアプリでこの機能を使うことができます。

さらに応用として、iPhoneでは画面をタップするとピントがあったところに太陽マークが出るので、それを上下させることでさらに明るさが調整できます。

AE/AFロックで調整した以上に明るくするためにこれを使ったり、かなりハイキー気味(全体的に明るめの写真)に撮って柔らかさを出したり、逆にローキー(全体的に暗めの写真)に撮って重厚感を出したり、思った以上にいろんな演出が加えられて撮影が楽しめますよ。

子どもの動きをブレずに収めるテク

--子どもを撮影していると、動きが速すぎていい瞬間がブレがちなんですが、何かいい方法はありますか?

大崎:では、今度は走っている写真にチャレンジしてみましょう!

--私が撮ると、ただ立っているだけの写真になっちゃいました(汗)。

大崎:ドンマイ!ここでは、「連写」と「流し撮り」を使いましょう。

「流し撮り」というのは子どもの歩く速度に合わせて一緒に動きながら撮る方法で、被写体が止まり背景が流れるような写真になります。これに連写を加えます。

スマホを持っている手だけを移動させるのではなく、自分の身体(立ち位置)も一緒に動く(歩く)ことがポイントです。

感度が低いスマホは暗いところだとブレやすいので、この方法を使う時はなるべく明るいところを選ぶと効果的です。で、出来た写真がこちら!

--わぉ!背景が流れて速さすら感じられます!

カメラ目線の笑顔を撮るには?

--子どもが全然カメラを見てくれない時に子どもの目線をカメラに向けさせたり、自然な笑顔を写真に収めるためのコツはありますか?

大崎:幼稚園や保育園での撮影では、カメラの近くでぬいぐるみやおもちゃを動かしながら子どもに声掛けをすることで、カメラに笑顔を向けさせるようにしています。

スマホの場合は、スマホを顔の前に置き目隠しにして「いないいないばぁ〜」をやると、高確率で目線アリの笑顔が撮影できますよ! あとは、撮影するのが毎日一緒にいるパパやママなので、たくさんスマホで写真を撮って慣れてもらえれば、自然な笑顔を向けてくれるんじゃないかな?

では、やってみましょう! 「いないいない……ばぁ!!!」

--おぉ! とびっきりの笑顔です!

オシャレな構図で撮るための5つのテク

--オシャレな構図で撮る方法というのはありますか? どうしたらいいのかわからず無難に真正面、真ん中の構図ばかり撮ってしまいます。

大崎:写す主題や副題、背景などの要素を全体のバランスや効果を考えて配置することが大切です。どのような構図にするかで、余韻が生まれ、撮影意図が伝わりやすくなります。

構図の種類はたくさんあり紹介しきれませんが、初心者でも作りやすい基本的な構図とポイントを挙げてみましょう。

--ぜひお願いします!

(1)高さ・奥行きなら「縦」、広がりなら「横」

まず、カメラの構え方で写真は縦位置と横位置に分けられます。一般的に縦位置は高さや奥行きを表現でき、横位置は広がりを表現できます。

(2) フォトジェニックになる黄金比は「三分割」がポイント

画面の縦と横をそれぞれ三等分する線を引き、その線上や交点、対角線上に主題を配置する方法。撮影する際、画面にこの「グリット線」が入る設定にしておくと、オシャレな構図を作る目安になりますよ。

この線の交差するポイントに被写体を置くと自然に空間があけられ、初心者でもフォトジェニックな構図が作りやすくなります。

正面から撮りがちなすべり台のシーンも、三分割法に連写と流し撮りを合わせて使うと印象が変わりますね。

(3) 人物を撮るにはインパクト大! 「日の丸構図」

人物を画面の中心に置くのが、この「日の丸構図」。

初心者の人が好んで撮る構図で写真的には面白味がなく感じますが、人物を撮るのにはインパクトは抜群です。

(4) 視線の方向に空間を持たせる

たとえば子どもが歩いている時、振り返った時、話している時など、被写体を左右どちらかに寄せ視線のある方向に空間をあけるようにすると、その先の空気感が出て、アートな写真になります。

(5) 「斜めアングル」で動きを出す

階段など、高低差があるところでの撮影には、臨場感や動きの出る「斜めアングル」がオススメです。
チャレンジをしている子どもの様子も見ている方がドキドキするような臨場感で映し出せます。これも連写&流し撮りで撮影するとより動きが出ます。

まとめ

いかがでしたか。

大崎先生は、「今回いくつかのアドバイスをしましたが、どれが正解という訳ではなく、ケースバイケースです」と言います。

しかし、今回出てきたワザを試してみることで、いつも「イマイチだなぁ」なんて思っていたのに、「お、いいかも♪」と思える写真が増えるのではじゃないでしょうか。自分でできそうなものから、ぜひ取り入れてみてください。

そして、パパママにしか撮れない我が子のかわいい写真と思い出をたくさん残してくださいね。