19日、中国のSNS上でこのところ、昨年5月に発表された南シナ海をめぐる文章が話題になっている。資料写真。

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2016年8月19日、澎湃新聞によると、中国のSNS上でこのところ、昨年5月に発表された南シナ海をめぐる文章が話題になっている。

この文章のタイトルは「私が海南省の改称を提案する理由」。著者は観光専門家の魏小安(ウェイ・シャオアン)氏で、海南省の名称を「南海(南シナ海の中国名)省」にすることを訴えている。同省は海南島に省都を置くが、「南シナ海の諸島も管轄する」としており、魏氏は「海南は200万平方キロメートル以上の海域を有する中国最大の省なのに、なぜ広さ3万平方キロメートルの海南島が常に強調されるのか?根本には中国人の海洋観念の希薄さがある」と指摘、「『海南』の由来は、大陸から海を眺めて南側に当たるためだ。これは大陸の視点であり、農業社会の考え方。しかし、海南島の南をいかに位置付けるかははっきりとしていない」との認識を示している。

また、国際社会への影響を懸念する声があったことに対しては文章の中で「世界の大国である中国は国際的影響力を追い求めるのが正しい道であり、影響を恐れるのは間違っている」と反論。ネットユーザーのコメントは賛否両論だが、海南省政協委員3人は今年1月、魏氏の動きに同調する動きを見せている。(翻訳・編集/野谷)