中国北京市には現在、「臭気判定士」の資格を持つ人が約300人いる。日常生活では、喫煙・飲酒禁止のほか、多くの特別な要求事項があるという。

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ゴミ埋め立て処分場やゴミ総合処理場、ゴミ焼却場、ゴミ中継基地などの空気中に含まれる各種物質が基準以内であるか、悪臭が規定の範囲内であるかなどは測定器で検査されるだけでなく、専門の臭気判定士によって「嗅ぎ分けられている」のを知っているだろうか?北京晨報が伝えた。

現在北京市には、「臭気判定士」の資格を持つ人が約300人いる。その仕事はというと、北京の各ゴミ処理場に行って、「臭気」を收集し、実験室に持ち帰って、鼻でその臭いを測定する。測定結果は排出されている空気が基準をクリアしているかを見分ける重要な基準になる。

現在、北京にはゴミ処理施設が50カ所あり、うち19カ所はゴミ埋め立て処分場やゴミ総合処理場、ゴミ焼却場、ゴミ中継基地で、臭気判定士が必ず1カ月に一度は行かなければならない。採取したサンプルは変質しないように、採取した当日に臭いの測定を行うことになっている。し尿処理施設や一部のエリアにあるゴミ処理場などにも、臭気判定士は3カ月に1度行かなければならない。つまり、臭気判定士は1日に少なくとも3カ所のゴミ処理施設に行かなければ、任務を果たせないことになる。

北京市環境衛生モニタリングステーションで、臭気判定士の仕事を11年行っている張超さんは取材に対して、「測定器も改良が進んでいるが、機械では数値しか出せず、臭いを判定することはできない。一方、人の鼻が認識できる臭いの種類は、測定機よりもずいぶん多い。測定器は、十数種類から二十数種類の指標しか測定できないが、人の鼻なら数十種類、ひいては100種類以上の臭いを認識できる」と説明した。

臭気判定士には、喫煙・飲酒禁止、辛い刺激のある食べ物は食べてはいけないなど、日常生活における特別な要求事項もある。また、風邪をひいている時は臭いの判定を行うことができない。特に女性は、仕事中化粧をすることは堅く禁じられており、ネイルや日焼け止めも禁止だ。蚊にさされても、風油精や花露水などのかゆみ止めを塗ることはできない。仕事の依頼を受けると、食事の時に肉まんなどの味の濃いものを食べることもできない。(提供/人民網日本語版・編集/KN)