勝手に期待して、勝手に冷める恋愛ばかり #ぱぷりこが答えます

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ミーンミンミンミーンショワショワショワショワショワ、ジージージー(テーマソング)

インターネットの妖精ことぱぷりこです。連載「でも、結婚したい」のスピンオフ! ぱぷりこに恋愛・キャリア・流星群の到来時期を質問する「ぱぷりこに質問!」コーナー。

今回のテーマは「相手に勝手に期待して、勝手に冷める恋愛ばかり」です!

ぱぷりこに質問!

自分の理想や、勝手なイメージを相手に投影して、思いどおりにならないと冷める恋愛の癖を治すには、どんな試みが有効でしょうか?

いつもこのパターンで長続きしません。だからこそなのか、理想どおりのハイスペイケメンとの短い恋愛が、いつまでも忘れられません。

自分だって完璧ではないのだから、相手の欠点を受け入れなければ...と、寛容になろうと努めました。しかし、やさしくて包容力がありそうという理由で告白を受けた年上の彼氏が、嫉妬深く女々しいのが許せず別れました。

このままでは同じことを繰り返してしまいそうです。アドバイスいただけると幸いです。

(2さん)

相手を観察しよう、まずはそれからだ

自分の思いどおりの人でないと冷めてしまう恋愛の癖を治すにはどうすればいいのか、というご相談です。

まず構造を確認してみましょう。

自分の理想とする彼氏像←付き合う前はこれに合致していると思っている

現実の彼氏像←付き合ったあとに発覚する

理想の相手と現実の相手にギャップがあり、ギャップが発覚するのは「付き合ったあとにわかる」というパターンです。

この場合、ふたつの仮説が立てられます。

A.付き合う前、相手が2さんの理想に合わせようと無理をしている。そのため現実とギャップが生まれる

B.付き合う前、2さんが相手を間違って「理想の相手」と判断している。そのため現実とギャップが生まれる

どちらもあると思います。

ただ、「毎回もこのパターンで長続きしなかった」というなら、Bの可能性が高いかもしれません。だとするなら、結論はこれです。

「付き合う前に相手をよく観察して、ギャップを埋める試みをしよう」

判断が早すぎることが原因では?

2さんは自分の好みをきちんと自分で把握しています。すばらしいことです。

「なんかよくわからないけど、ときめきたい」という、ふわっとしたことを言う人が多いなか、「こういう人と付き合いたい!」という意思があり、付き合い、別れる行動力もあります。

だとすると考えられる課題は「付き合う前の判断がずれている」点です。

これは推測になりますが、2さんは行動力があり、判断も早いのではないでしょうか。なぜなら2さんは付き合うときも別れるときも、とにかくスピードが速いからです。

この行動力とスピードは、良い点と悪い点があります。

良い点は、さまざまな経験を積む回数と可能性が高まること、失敗を恐れないたくましさです。悪い点は、熟慮せずに判断するために間違いが増えること、スピード重視のために反省をあまりせず次の行動に行きがち、という点です。

おそらく付き合う前に、2さんが「この人は理想の人だ!」と判断するエピソードや言動があると思われます。

しかし、その判断根拠となるエピソードがひとつだけだったとしたら、どうでしょうか? たった1回の「包容力がありそうなエピソードや言動」に飛びついて「この人は理想の相手だ!」と早合点していませんか?

「包容力」といった性質は、そんなにすぐ判断できるものではありません。それに、付き合う前はお互いにそれほど打ち解けていないため、素の自分などそうそう見せません。多少の「いい恰好」をするものです。

そうした、表面上の数少ないエピソードを見て速攻で判断しているのではないでしょうか。だとすると、あとから「違った!」と思うのは当然です。

すぐ付き合わず、相手をよく観察しよう

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もしそうだとするなら、対策は「付き合う前にすぐ判断するのをやめて、もう少しじっくり観察する」ことです。

人は、望むものを見たがるもの。2さんは、相手をよく観察せずに、つねに「自分の理想」という幻影を見ています。

付き合うまで相手を観察していないから、相手を見ていないから、実際に付き合って「経験」するまで、相手のことがまったくわかっていないのではないでしょうか。

観察していないなら、観察しましょう。それが私の答えです。

「欠点を受け入れて寛容になる」という上から目線

あと、気になるのが「自分だって完璧ではないのだから、相手の欠点を受け入れなければ...と、寛容になろうと努めました」という個所です。

まず、「相手の欠点」とありますが、欠点と決めつけているのはよくないと思います。

上記でもあるとおり、人の性質には必ず「良いところ」と「悪いところ」が伴います。

2さんが気に入らない性質だって、良いところと悪いところがあるはずです。それを、ただ自分が気に入らないからという理由でバッサリ「相手の欠点」と言い切るのは違うと思います。相手にとても失礼です。

あと、「欠点を許す=寛容」でもないと思います。

寛容とは「相手の過失を許すこと」という意味と、「人をよく受け入れる」という2つの意味がありますが、2さんは前者の意味で使っていますね。ですが、自分の気に入らないところは欠点でもないし、過失でもありません。

これは私の考えですが、パートナーシップを築くときの「寛容」とは「自分と相手が違う部分も、そういうものだよねと認めて受け入れる」ことです。

ここで重要なのは、自分と違う点を「欠点」だと思わず、「良いところと悪いところがあるね。そういうものがあるんだね」とよく観察して、なるほどと思うことです。「嫌だけどガマンしなくちゃ」という類のものではありません。

自分と合わないなら「寛容」になる必要はない

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2さんのいう寛容=ガマンだとするなら、もうひとつお伝えしたいことがあります。

自分と合わない人と無理に付き合う必要はありません。そもそも2さんは、観察の甘さから「自分が理想とする人」ではない人と付き合っています。

もし理想と違うなら、無理に付き合う必要はありません。自分にとっての優先順位の高い条件を相手が持っていないなら、それはもうしょうがない。合わない相手なので、お別れした方が健全です。

このとき「相手に欠点があって冷めたから別れた」と相手のせいにするのではなく、「相手と私の大事にするところが合わなかった」と思うようにしていただきたいです。

相手は悪くないし自分も悪くないが、望むものが違った、というだけのこと。相手のせいにしてはいけません。自分の判断が甘かったからです。

結論。自分の幻影を見るな。相手を見よう

まとめます。問題は「自分が望む幻影ばかりを見て、相手をまったく観察していない」ことです。その「対策」は観察すること。具体的な行動はたとえばこんなものがあります。

・付き合う判断をすぐしない。
・付き合う前に、相手が本当に理想とする性質を持っているか、確かめる質問をする
・こういう人が理想なんだ、と自分の理想を相手に伝える

そしてもうひとつ大事なことが「自分が気に入らないところ=相手の欠点と思う癖をやめる」こと。

これは恋愛に限りませんが、失敗が続くということは、なにがしかの問題や課題があるということです。

そのとき、明暗をわけるのが「自分の行動を思い返し、反省するか、しないか」です。2さんの行動力や判断スピードはすばらしいものですが、反省や振り返りが足りないように見受けられます。

私の推測はひとつの仮説に過ぎませんが、これをたたき台にして「自分の行動・考え方の癖」を、じっくり腰をすえて、ココアでもすすりながら考えて、紙にがっつり書き出してみてください。

そして、「ハイスペイケメンとの短い恋」はきっぱりはっきり忘れましょう。

それはハイスペイケメンが理想だったからではなく、「やっぱり違う!」と判断できるほど長く付き合っていないだけの可能性が極めて高いです。

過去の成功にとらわれているようですが、私からすればそれは成功とは呼べません。「判断できないほど短かったからノーカウント」にすべき案件です。そこに引きずられると、いつまでも相手を過去と比較してばかりで、目の前の相手をきちんと見ることができません。

2さんはとにかく、目の前の相手をきちんと見ていなさすぎです。「理想の相手像」だったり「過去のイケメン」ばかりを見て、目の前の相手をしっかり見ていないから、現実を目の前にしたときに「こんなんじゃない!」となるのだと思います。

でもそういう行動って、デートしてごはんをしているのに、目の前の自分ではなく、ずーーーっとスマホばかり見ている人と同じだと思うんですよね。すごく失礼だと感じるし、悲しくなりませんか?

幻影も過去にとらわれていると、現実でより良い判断をできないものです。幻影や過去のプチ成功は大文字焼きにして、きっぱりすっきり捨て去ることをおすすめします。

業火!

撮影/田所瑞穂