ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の卓球競技で、日本は男子団体が銀メダル、男子シングルスと女子団体が銅メダルを獲得するという好成績を挙げた。一方で、王者中国の牙城は今大会でもほぼ崩す事はできず、その距離がなおも大きいことを感じさせる結果にもなった。中国が卓球界を席巻する以前、「卓球王国」の座にあったのは日本だった。日本が再びその座につく日は、やってくるだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の卓球競技で、日本は男子団体が銀メダル、男子シングルスと女子団体が銅メダルを獲得するという好成績を挙げた。一方で、王者中国の牙城は今大会でもほぼ崩す事はできず、その距離がなおも大きいことを感じさせる結果にもなった。中国が卓球界を席巻する以前、「卓球王国」の座にあったのは日本だった。日本が再びその座につく日は、やってくるだろうか。

 中国メディア・捜狐は17日、日本が2020年の東京五輪での「打倒中国」に向けて着々と選手の育成を進めていることを「日本の陰謀」というやや挑発的なタイトルを付して紹介する記事を掲載した。記事は、中国卓球界の「高い壁」は依然として盤石であるとする一方で、「近年、日本が続けて中国の世界トップの座にアタックしてきている」とし、中国女子代表の孔令輝コーチに「日本はもはや中国にとって第1の強敵になった」と言わしめるに至っていると紹介した。

 そして「われわれが卓球王国という美しき夢のなかで生きている間、日本はもしかしたら本当に東京五輪のチャンスを利用して、失って久しいトップの地位を奪回するかもしれない」と危機感を示した。その理由として、日本の卓球界が大量の資金を投じて10代の有望選手を数多く育成していることを挙げ「その場の勝利でなく、数年後を見据えている日本人の野心は恐ろしい」と説明。

 現在、15歳の新星・伊藤美誠を筆頭に、加藤美優、浜本由惟、平野美宇、早田ひなという若手選手が頭角を表しており、その多くが中国出身のコーチによる指導を受けているとした。また、伊藤美誠については卓球選手だった母親から「胎教」を受け、2歳で卓球の練習を始めたという経歴の持ち主であることを紹介。家庭における熱心な教育、そして充実した学校教育も日本の強みであることを伝えている。

 記事は、東京五輪ではベテランの域に達する福原愛、中心選手としてチームを引っ張るであろう石川佳純に、充実期を迎えて血気盛んな若手選手たちの加わった日本代表が、中国の地位を崩しにかかって来ることになると予測した。

 記事が紹介しているのは女子卓球だけだが、男子卓球でも日本が「中国にとって1番の強敵」であることがリオ五輪の団体戦でも証明されたと言える。世界における卓球界の発展のためにも、中国が長年君臨するトップの座を脅かし、本気でその座を狙いに行ける日本代表の姿を見たい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)