『ていへん親孝行 〜独身・カネなし・実家暮らしでも、親の喜ぶ顔が見たい〜』

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 「親孝行、できていますか?」と聞かれて、「はい、バッチリです!」と胸を張って答えられる人って、世の中にどれぐらいいるのだろうか。親不孝はしていないにしても、「孝行」となると考え込んでしまう人もいるのでは? でも親孝行は、お金も余裕も、暇もなくてもできるのだ。そんなことに気づかせてくれるコミックエッセイ『ていへん親孝行 〜独身・カネなし・実家暮らしでも、親の喜ぶ顔が見たい〜』(税別900円)が誠文堂新光社から刊行された。著者は離婚を経験し実家に戻ったアラフォー世代の漫画家、大日野カルコ。

 見出しからは、節約しながら豊かな暮らしを実現するヒントや、家族といえども他人どうしが暮らす上でのコミュニケーションのヒントが詰まっていそう。母親の役に立ちたければ、まずは母親が1人ではできないことをフォロー。リーズナブルな材料で衣装ラックや棚を作ってみてもいいし、洗面台周りを整理してみてもいい。少人数家族ではあまりがちな食材をリメイクして料理を出したら、どんなに喜ばれるだろう。家電や便利機器の操作には疎いのが母親世代だから、ここは営業マンになってとことんわかりやすく説明したり操作してあげたりすれば、どんなに心強く思われることだろう。ファッションに無頓着な父親を、プレゼントを通してオシャレにしてあげるのも楽しい。そして、親自身の感性や自信を大切にすることも忘れずに……。お金をかけなくても幸せと笑顔はすぐそこにあるということを、典型的な“関西のおかん”である母親と筆者の不思議な関係を通して伝えてくれそうだ。

『ていへん親孝行 〜独身・カネなし・実家暮らしでも、親の喜ぶ顔が見たい〜』
著 者:大日野カルコ
仕 様:A5判、128ページ
定 価:900円+税