ペダルをこぎ続けないと上映が即中断 ドラマ「弱虫ペダル」“世界一過酷な試写会”に潜入

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舞台化・アニメ化に続いて、ついに実写ドラマ化が決定したマンガ『弱虫ペダル』。8月26日(金)からの放送開始に先駆け、ファン約100人を招いた第1話の試写会が開催されました。“世界一過酷な試写会”と題されたその内容は、ペダルをこぎ続けなければ上映が“即中断”されるというもの。参加者は会場に用意されたエアロバイクにまたがり、登場人物の熱量とシンクロさせるようにケイデンス(ペダルの回転数)を上げていきます。最後には出演者による舞台あいさつも行われた、汗の滴る熱い体験型試写会を追いました。

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▽ 弱虫ペダル|スカパー!の“おまけ”チャンネル BSスカパー!(BS241)

「BSスカパー! オリジナル連続ドラマ『弱虫ペダル』」は、渡辺航さんが2008年から連載しているマンガ『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」)を題材にした実写ドラマ。BSスカパー!で8月26日(金)から始まる放送に先駆け、主要キャストが登壇する第1話の先行試写会が東京都内で開催されました。

招待されたのは、事前応募の中から抽選で選ばれた約100人。試写会は1部と2部に分けて行われ、参加者は思い思いの動きやすい格好で会場に集結しました。ずらりとエアロバイクが並ぶ光景は、今からドラマの試写会が始まることを忘れさせられるほど圧巻の一言。記者も試乗してみましたが、通常のエアロバイクよりもペダルが重く設定されているようで、ひとこぎ目から思わず力が入ります。

作中に登場するサイクルジャージで参加するファンの姿も。受付で配られたゼッケンを背中に貼ると、作品の登場人物になったような気分になれる

全員が集結したところで、司会者から試写会のルールが発表されます。ファーストオーダーは「第1話の試写会を始めるために、ケイデンスが一定値を超えるまで参加者全員でペダルを回す」というもの。スクリーンには参加者全員のケイデンス数がメーターで表示されており、このゲージをフルにすることが最初の“試練”となります。

続いて「第1話の冒頭約10分間、一定のケイデンスを維持せよ」とのセカンドオーダーも発表。ゲージが一定のボーダーラインを下回るとアラートが鳴り上映が一時中断されてしまうというファンにとっては“過酷”な内容に、参加者からは動揺の声が上がりました。

しかし「さあ、世界一過酷な試写会です!」との合図が響くと、会場中にエアロバイクをこぐ音が広がり、参加者の『弱虫ペダル』に対する思いがメーターに反映されていきます。ゲージはすぐには満タンにならず、参加者も苦戦。メーターには参加者全員の平均値が反映されるため、何人かの足が止まってしまうと数値に大きく影響を与えてしまうそうです。

ぐるぐるとペダルをこぐ足にも力が入る中、ようやくゲージが満タンに。しかしそこで足を止めるとゲージが下がってしまうため、参加者はこのままの回転数を維持しなければいけません。ファーストオーダーをクリアしたことから、第1話の上映がスタート。約10分間ペダルを回し続ける、参加者の“過酷な挑戦”が始まります。

▽ ドラマ「弱虫ペダル」第1話冒頭 - YouTube

1人で頑張るのではなく、全員で協力するのがこの試写会の重要なポイント。最初は動揺が見られたものの、ドラマの上映がスタートすると、参加者は目の前のスクリーンにくぎ付けになりながらもペダルをこぎだしました。

しかし約7分ほど物語が進むと、ドラマに夢中になってしまったのか徐々にゲージが下がっていき、本当に映像が中断してしまうという事態に。参加者の落胆の声が響きます。司会者の「続き、見たいですか?」との呼び掛けには「見たい!」という声が続々。続行希望の声を受け、メーターのボーダーラインを少し低めに設定して上映が再スタートします。

そして約3分後、参加者は無事にファーストオーダーを“完走”。クリア後はペダルをこがずに見ることができるものの、ずっとこぎ続ける人や、登場人物がペダルを回すシーンで同じようにこぎだす人もちらほらと見受けられました。総北高校のメンバーが歌うエンディングテーマが流れ上映が終了すると、会場は拍手に包まれます。

続いて、キャストが登壇する舞台あいさつへ。会場へ入るや否や「今日(ドラマを)見る会ですよね?」と思わず口にするほど、キャストはエアロバイクにまたがる参加者の姿に驚いたようです。司会者が「参加者の皆さんはある意味戦いです。“世界一過酷な試写会”ですから」と答えると、キャストたちは次々と「ドラマってゆっくり見るもんじゃないんですね」「皆さん、顔が死んでるけど大丈夫ですか?」と声を掛け、参加者をねぎらいます。

(左から)福富寿一役・滝川英治さん、泉田塔一郎役・青木空夢さん

1部に登壇したキャストは、福富寿一役の滝川英治さん、泉田塔一郎役の青木空夢さん、手嶋純太役の鯨井康介さん、青八木 一役の八島 諒さん、杉元照文役の平井浩基さん、寒咲 幹役の桜井美南さんの6人。当初の予定よりも少ない数に、鯨井さんが「理由は単純です。ロケが押したんです」と報告します。他のキャストはロケ現場から会場へ向かっている最中だそう。そのまま「みんな来たい気持ちでいっぱいでした」と続けると、参加者からは大きな拍手が送られました。

(左から)寒咲 幹役・桜井美南さん、杉元照文役・平井浩基さん、手嶋純太役・鯨井康介さん、青八木 一役・八島 諒さん

トークコーナーに入り、滝川さんが「今日はインターハイの撮影でした。(出演者が)オールスターで、全員そろっていました。箱学(箱根学園)は箱学だけのシーンが多かった中、初めて総北や京伏(京都伏見)の全員と会って。箱学と絡むシーンもあるもんね?」と桜井さんに尋ねると、桜井さんは「そうですね。今日は一番大事なシーンでした」とコメント。これまでで一番熱く、ずっと楽しみにしていたシーンだったと話します。ロケの撮影時間も早く、この日の集合時間も午前5時20分だったそう。桜井さんは「今日もめちゃくちゃ暑かったですけど、皆さんロードバイクに乗って汗だくになりながら本当に一生懸命頑張っています。見ていて感動します」と振り返ります。

舞台ではハンドルとキャストの肉体を使ってロードバイクを再現していましたが、ドラマでは実際にロードバイクに乗っての撮影が続きます。これについて、舞台版にも出演している八島さんは「ロードバイクは人生で初だったんですが、乗りやすいですね。こぎやすいし、早くて気持ちがいいです。ママチャリは重くてもう乗れないですね……(笑)。撮影が終わった後にママチャリに乗ると、全然違いました」と感想をぽつり。箱学はこれからロードバイクに乗るシーンが控えているそうで、ローラーの上にロードバイクを乗せて走らせる「三本ローラー」で練習を重ねていると滝川さんは語ります。

「箱学メンバーみんなで(三本ローラーに)乗りました。バランス感覚がすごく難しくて。練習している様は結構見ものかもしれないですね」との言葉に、青木さんは「僕はロードバイクと三本ローラーに初めて乗ったんですが、結構すぐに乗れました。難しいとは聞いていたんですが、本当にぬるぬるのところを走っているみたいで。あの難しさは訳が分からないですよ」とその難易度の高さを表現。滝川さんはあらためて「箱学のシーン、めちゃくちゃかっこいいですよ。楽しみにしていてもらいたいです」と語り、自信をのぞかせます。

また自身の演じるキャラクターの好きなところについて、滝川さんは「(舞台で)福富を3年ほどやらせてもらいましたが、自分の強い芯があって、それを曲げなくて、ひたすら突き進んでいるところが好きです。彼から学ぶところがたくさんありました。男らしくて魅力的です」と真っすぐにコメント。鯨井さんは「手嶋は知性的なキャラクターなんですが、あまり才能のない凡人と思っている自分が、体力勝負と思われがちな自転車競技の中でなんとか頭を使って勝っていこうとする姿勢……勝ちたい、自転車が好きだという熱い思いが好きですね」と熱く語ります。

八島さんが「やっぱり……無口なところですかね」と答えると、周りからは「どういうキャラクターですかって質問じゃないよ、好きなところだよ」とのツッコミが。八島さんは笑いながらも真面目な口調で「(青八木は)無口なんですけど、何も考えていないのではなくて、胸の内には秘めたるものがある熱い男。しゃべったときの言葉の重さがすごく胸に染みますね」と述べます。ドラマ版から『弱虫ペダル』に携わる青木さんは「泉田の真っすぐなところが好きですね。これだ、と自分が信じたことに対して、真っすぐ、ただひたすらそれに向かっていく。福富さんには『愚直』とも言われていますけど、かっこよくて好きです」と顔をほころばせながら答えました。

舞台あいさつは、事前にファンから募集していたキャストへの質問コーナーへ。最初に「一部のキャストはすでにロードバイクを購入したり乗ったりしていると聞きました。まだ持っていない方は購入予定はありますか? 購入されるならどのメーカーのどのロードバイクが欲しいですか?」という質問が飛び出し、滝川さんが浮足立って「買ってくれるの!?」と声を上げ参加者の笑いを誘う場面も。鯨井さんが「やっぱり自分のキャラクターが乗っているキャノンデールが欲しいですね」と答えると、滝川さんは「俺、キャノンデール買った」と返し、うらやましがる鯨井さん。そんな鯨井さんは、いいロードバイクがないかちょうど探しているところだそうです。

続いて「制作発表で(撮影していると)太ももが太くなっていくという話がありましたが、体の変化はありましたか?」との質問には、鯨井さんが「焼けました」と即答。キャストからも同意の声が上がります。ここ最近は気温も高く、38度近い中でロケを行うこともあるのだそう。鯨井さんはさらに「レースパンツを履くから、水着のような焼け方になる。色が変わっちゃってるんですよ。ちょっと銭湯に行くと恥ずかしいですね」と日焼けの思わぬ影響についても話していました。

最後に「演じたキャラクターに思うこと」という質問では、滝川さんが福富のロードバイクについて言及。「ロードバイクが黄色なんですよ。ハンドルのグリップも、全体的なカラーも黄色で。これって思いっきり総北のチームカラーですよね。何でだろうって疑問だったんですが、福富は金城との因縁をずっと引きずっていて、自分の中で忘れさせないためにも総北カラーをあえてロードバイクに入れて自分を鼓舞しているのかなって。それを考えると、福富って愛らしいなと思いました」と優しい表情で語っていました。

試写会の終了間際になると、司会者の「1人間に合ったキャストがいるようです!」という言葉に続き、撮影後に現場から駆けつけた主人公・小野田坂道を演じる小越勇輝さんが会場に到着。キャストや参加者から拍手で迎えられ、会場を見渡しながら「ゴールした気分ですね」と笑みを浮かべていました。

小野田坂道役・小越勇輝さん

フロアに並ぶエアロバイクを見て「皆さん、こいだみたいで。大丈夫でしたか?」と参加者をねぎらう小越さんですが、自身もまだ編集して出来上がった完成形を見ていないのだそう。続けて「今日もぎりぎりまで最終話の撮影をしていました。撮影も大詰めになり、こうして形になったものを見て、作品がどんどん出来上がっているんだなと実感しています。放送開始までもう少しですが、すてきな作品を届けられるように僕たちも怪我(けが)なく最後まで撮影していきますので、楽しみにしていてください」と締めくくり、1部の試写会は終了しました。

記者に向けて開催されたフォトセッションには、真波山岳役の植田圭輔さんも到着。8人そろっての撮影が実現しました。

(左から)寒咲 幹役・桜井美南さん、杉元照文役・平井浩基さん、手嶋純太役・鯨井康介さん、真波山岳役・植田圭輔さん、小野田坂道役・小越勇輝さん、青八木 一役・八島 諒さん、福富寿一役・滝川英治さん、泉田塔一郎役・青木空夢さん

はてなニュースは、2部の試写会にも続けて参加。参加者は1部と同じようにエアロバイクをこぎ続け、2つのオーダーに挑戦していました。しかしセカンドオーダーではケイデンスを維持できず、1部と同様に上映が一時中断。ボーダーラインを下げての再挑戦では無事にオーダーをクリアすることができ、参加者からは安堵(あんど)の声がこぼれていました。

(後列左から)杉元照文役・平井浩基さん、青八木 一役・八島 諒さん、田所 迅役・友常勇気さん、巻島裕介役・馬場良馬さん、金城真護役・郷本直也さん、福富寿一役・滝川英治さん、御堂筋 翔役・林野健志さん
(前列左から)寒咲 幹役・桜井美南さん、手嶋純太役・鯨井康介さん、鳴子章吉役・深澤大河さん、小野田坂道役・小越勇輝さん、今泉俊輔役・木村達成さん、真波山岳役・植田圭輔さん、泉田塔一郎役・青木空夢さん

2部の舞台あいさつには、撮影を終えて駆けつけたキャストがほぼフルメンバーで登壇。1部のフォトセッションまでに登場した8人に加え、鳴子章吉役の深澤大河さん、今泉俊輔役の木村達成さん、金城真護役の郷本直也さん、田所 迅役の友常勇気さん、巻島裕介役の馬場良馬さん、御堂筋 翔役の林野健志さんが参加しました。

鳴子章吉役・深澤大河さんはドラマ版から出演

今泉俊輔役・木村達成さんもドラマ版からの出演

真波山岳役・植田圭輔さんは舞台版にも出演していた

まず郷本さんが参加者を見渡しながら「疲れきってるでしょ!」と声を上げると、1部から会場の様子を知っていた滝川さんが「こぎまくってたからね」とフォロー。またキャストが1人1人あいさつをする流れで、馬場さんが「皆さん、いい汗かいてますか!」と参加者と交流する一幕も見られました。あいさつの時点からキャスト同士の激しいツッコミが展開されるなど、普段の仲の良さを感じさせます。

小越さんは午後9時半からという2部の開始時刻に「こんな時間なのにお疲れさまです。さっき後ろから(会場内を)ちらっとのぞいたら、まだこいでいる人がちらほらいてすごいなと思って見ていました。これって、ケイデンスが落ちると上映が止まるんですよね?」と参加者をねぎらうとともに、あらためてルールを確認。上映が一度止まったことを知ると、キャストの中からも「えー!」という驚きの声が上がりました。

2部の舞台あいさつは、郷本さんも司会者と共に司会を担当することに。郷本さんはまず「今日はインターハイがスタートするというシーンを撮影してきました。箱学、総北、京伏のメンバーが集結して撮影するのは今日が初めて。わりと大人数のロケでした」と今日のロケを振り返り、撮影期間の中でも重要な1日だったことを明かしていました。

1部の舞台あいさつでは6人のみが登壇していたことについて、鯨井さんが「1話にあまり縁のないキャストばっかりだよね」と先ほどの様子を口にすると、キャストからも笑いの声が。それからも椅子から立ち上がってのツッコミ合いが繰り広げられ、司会者から「お客さんの目を見てしゃべってください!」と促されるほど盛り上がりを見せるなど、常に笑いの絶えない時間が続いていました。

終始キャスト同士の応酬が続く和やかな雰囲気の中、キャストの中でもいち早くクランクインした小越さんは、撮影初期のエピソードについて「撮影が始まってもう2ヶ月です。あの時はまだ初夏だったから今よりも涼しかったけど、教室のシーンはすごく暑かったですね」と、同じく教室のシーンを撮影していた桜井さんと共に答えます。また3年生たちが着ている総北ジャージは裏起毛になっており、郷本さんたち3年生が「(裏起毛のことを)普段は表現として“優しさ”と呼んでいます。2話以降はジャージに注目して見てみてください」との裏話を披露する場面もありました。

続いて、第1話の軸になっている小野田と今泉のレースの話に。郷本さんが「裏門坂が“激坂”なんですよ、本当に。あれをママチャリであなた(小越)は走ることになって。見ていただくと分かると思うんですけど、Y'sRoadさんのご協力でギアも小さく作ってもらってるんですよ」と語ると、小越さんも「たくさん回さないと進まないし、やっぱり大変ですね。坂道を上るシーンが多くて、肩や腕を引かないと上れなかったです。手に力が入るので、豆がいっぱいできました」とぽつり。小越さんの「ずっと2人で走ってたよね」という問い掛けに、木村さんは「そうだよね」とつぶやきます。

木村さんは、1部でも話が上がっていた三本ローラーに部室で乗っているシーンで10km分も走ったそう。「本当に氷の上を走っているような感覚。倒れてしまって何回かNGも出しました」と、撮影を振り返ります。郷本さんは「あれは1日中撮影をした最後に撮ったシーンで。昼間の設定だけど、実は夜中に撮影してたんですよね」との裏話を披露。しかし郷本さんがあまりにも長く語りすぎたために、舞台あいさつの残り時間を気にしだした他のキャストから「時間が決まってるから、他の人にも話を振っていかないと!」とダメ出しを受けてしまいます。

そして、いつの間にか舞台あいさつ中にキャスト内で自然発生していた“話が滑った人にはお菓子をあげる”という流れになぞり、お菓子を受け取る郷本さん。「食べてる間に、箱学のみんな三本ローラーについてしゃべっておいて」と投げ掛けると、箱学メンバーから「雑か!」というツッコミが入り、会場に笑い声が響きわたっていました。

続く質問コーナーでは、「お互いの第一印象と今の印象が一番変わったキャストは誰ですか?」との質問に平井さんが「一番はやっぱり達成(木村)くんですね」と回答。平井さんによると、木村さんとは初対面にもかかわらず2人でタクシーに乗るという機会があり、車内でお互いに一言もしゃべらなかったため「すごく怖い人が横にいる」と思ったそうです。怖い印象があった木村さんですが、今では総北1年生メンバーの中で「誰よりも一番はっちゃけている」とのこと。木村さんは「(自分が)人見知りなんですよね。僕も最初は怖かったです、浩基(平井)のことが」と答えていました。

この流れから、木村さんは平井さんとの間にあったエピソードを披露。平井さんにはクロスバイクの経験があるらしく、それを知らなかった木村さんは「(自分が)練習してできる気になっていたのか、浩基に『ここはもっとこうしたほうがいいよ』って、浩基の方がもっとできてるはずなのにずっと言ってたらしくて」と平井さんにアドバイスを送っていた裏話を語ります。

次に話を振られた八島さんは、友常さんの名前を回答。「最初、こう言ったらあれですけど、怖かったです。まだこの髪型(短髪)ではなく、髪が長くて帽子をかぶっていて、その時の印象が怖くて。でも話してみたら優しかった」と話すと、周りから「エピソードが(平井さんと)かぶってるよ!」とツッコまれ、お菓子が手渡されていました。

続いての質問では「金城の『石道の蛇』や巻島の『ピークスパイダー』、鳴子の『浪速のスピードマン』など、『弱虫ペダル』にはあだ名の付いているキャラクターが多いですが、郷本さんの『徘徊(はいかい)ジジイ』のようにあだ名が付いているキャストはいるのでしょうか」と郷本さんが読み上げ、キャストや参加者からは笑いの声が止まりません。馬場さんがすかさず「この方がですね、夜は大体徘徊しているんですよ。テンション上がっちゃって、心が落ち着かなくなっちゃって外に出ていく」と解説します。

ちょうど合宿シーンの撮影で民宿に泊まっていたらしく、テンションが上がりすぎてしまったという郷本さん。馬場さんが「朝5時起きとかなのにでんぐり返しとかしだすんですよ、3人部屋で! 本当に大変だったよね」とこぼすと、郷本さんは「次の日プロデューサーにガチで怒られるっていうね」と笑みを浮かべていました。

そこで、木村さんが「大河(深澤)は『いびき三本ローラー』」とこの場で命名します。民宿で同じく3人部屋だった1年生メンバーの中で、まず先に撮影を終えたという深澤さん。小越さんと木村さんの帰りを寝ずに待っていてくれたために、木村さんは優しさを感じたのだそうです。

しかし全員が寝支度を済ませていざ寝ようとなった時に、最初に眠りに落ちた深澤さんから三本ローラーのような『ウイーーーン』といういびきが。「俺と勇輝(小越)は笑いながら『やばいね』って話してて。でも止まらなかったので、枕をパーン!と叩いたんですよ。そしたらちょっと収まったので、良かった……って安心してたら、その10分後には『ドガガガガガガ』っていう工事が始まったような音が響きだして。次の日も朝早かったんですけど、2時間くらいしか寝られないまま撮影に挑みました」と、いびき事件の顛末(てんまつ)を語ります。深澤さんは「その節はどうもすみませんでした」と苦笑していました。

舞台あいさつの最後になり、ドラマ版から参加となる御堂筋役の林野さんにマイクが向けられます。キャストに会うのはこの日が初めてだったという林野さん。「撮影は3日目だったんですけど、楽しかったです」とシンプルに答えると、キャストの中からも「締めくくりにふさわしい!」という声が上がりました。

最後に小越さんが中央に立ち、キャストを代表してあいさつ。「第1話の試写会ということで、僕たちも初めて形になったものを見ました。何日もかけて撮ってきた1シーンが1つの話になっていて、それがすごく感動的で。形になっているものが、まず最初に皆さんに届けられたのがうれしいです。第1話ではまだ数名しか出てこなかったですけど、話が進むにつれて先輩たちも出てきます。箱学メンバーも、総北とは違う王者のかっこよさが出ています。スタッフさんも含めて全員で1つのドラマ『弱虫ペダル』を作り上げているので、このドラマにしか出せないリアルさや熱さを届けられたらと思っています」と参加者の顔をじっくりと眺めるように語ると、大きな拍手が沸き起こり、約4時間に及んだすべての試写会が終了しました。

「BSスカパー! オリジナル連続ドラマ『弱虫ペダル』」は、BSスカパー!で8月26日(金)から毎週金曜日、全7話を放送します。詳細は番組ページをどうぞ。

BSスカパー! オリジナル連続ドラマ「弱虫ペダル」

(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン) 2008/スカパー!・東宝・舞台「弱虫ペダル」製作委員会

<番組概要>

放送日時:2016年8月26日(金)から毎週金曜日 午後9時〜午後10時 全7話
チャンネル:BSスカパー!(BS241/プレミアムサービス585)

<キャスト>

小野田坂道:小越勇輝
今泉俊輔:木村達成★
鳴子章吉:深澤大河★
金城真護:郷本直也
田所 迅:友常勇気
巻島裕介:馬場良馬
手嶋純太:鯨井康介
青八木 一:八島 諒
古賀公貴:輝馬
杉元照文:平井浩基★
寒咲通司:安里勇哉
寒咲 幹:桜井美南★
橘 綾:野口真緒★

福富寿一:滝川英治
荒北靖友:鈴木拡樹
東堂尽八:北村 諒
新開隼人:宮崎秋人
泉田塔一郎:青木空夢★
黒田雪成:秋元龍太朗
真波山岳:植田圭輔

御堂筋 翔:林野健志★

※★印は舞台版も含め初出演のキャスト

<スタッフ>

原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載中)
監督:棚澤孝義
脚本:吹原幸太
宣伝協力:マーベラス
制作協力:ドリマックス・テレビジョン
制作:東宝映像事業部
製作:スカパー!
著作:スカパー!/東宝/舞台『弱虫ペダル』製作委員会
Twitter:@sptv_yowapeda