名古屋から怒りの電話が殺到

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「俺は名古屋人を代表して電話しとるんだがね! お前、今日発売のこれ、どういうことや。これはイジメだがや!」

 本誌・週刊ポスト前号(2016年8月19・26日号)の発売日である8月8日、編集部には名古屋から“お叱り”の電話が殺到した。怒りの発端は、特集「名古屋ぎらい」だ。

 同特集では名古屋が全国の人から「上から目線」、「ケチすぎる」、「とにかくイラっとする」と目の敵にされている現状と、一風変わった名古屋独自の“常識”の数々を紹介した。

 記事は大きな反響を呼んだが、地元からは「結婚式の引き出物が大きいのは気前が良い証拠だ!」「ジャンケンのチョキを“ピー”と呼んで、何が悪い!」といった反論が噴出した。

 本誌は名古屋を貶めるのではなく、“愛のある”企画のつもりだったため、抗議は予想外だった。だが、こうした一連の抗議活動こそ、「名古屋人らしい特徴だ」と『名古屋あるある』の共著者で自身も名古屋出身のライター・川合登志和氏は説明する。

「名古屋人には、何でも文句をつけて批評したがる“イチャモン気質”があります。また口にはしませんが、地元愛が非常に強い。だから、“名古屋ぎらい”と正面から言われると、ムキになって反論してしまう。

 その一方で、ポストさんのような全国誌で取り上げられることが嬉しくて、とりあえずポーズで怒っている側面もあるはずです」

 何とも複雑な名古屋人の心理。だから嫌われるのだろうか……。

※週刊ポスト2016年9月2日号