夫婦の危機

写真拡大

結婚したときには“永遠の愛”を誓ったはずの夫婦にも、危機がいつ訪れるかわからないもの。しかし、実は夫婦の危機には、必ずその危機へとつながる人生のターニングポイントがあるそうです。そこで、夫婦問題カウンセラーでHaRuカウンセリングオフィス代表の高草木陽光さんに夫婦の危機になり得るターニングポイント トップ5を伺いました!

●妊娠・出産

もっとも要注意のターニングポイントが妊娠・出産だそう。最近でも、某国会議員や女性タレントの妊娠中に、夫の不倫が発覚して話題になったばかり。

「妻が妊娠中に夫が浮気をして離婚危機になったり、出産後に妻のホルモンバランスが乱れて“産後クライシス”に陥ってしまったり、妊娠・出産は大変おめでたいことのハズなのですが、夫婦の危機を招きやすい時期でもあるのです。夫婦共々が相手を思いやり、気を引き締めていかないと、一生苦しむことにもなりかねませんので、気をつけましょう!」(高草木さん 以下同)

●子どもの進路・進学

可愛いわが子のことだからこそ、教育方針が食い違ったときに、夫婦関係に亀裂が入るほどの事態に発展することも…。

「子どもの教育方針をめぐって、夫婦関係の危機に陥ることは少なくありません。亀裂が入ってしまう原因は、子のことを思うがあまり“お互いの意見を曲げず、譲ろうとしないから”です。子どもの進路に直面してからでは冷静な話し合いができないものです。子どもが生まれる前、もしくは小さいうちから、夫婦でお互いの考えや意見をすり合わせておくことが必要です」

●親の介護

親の介護というのは、意外と想定していない人が多いので、気をつけてほしいという。

「親の介護は、子育てのターニングポイントと重なるという場合も想定しなければなりません。このタイミングなら、ここまではできるけど、ここからはできない…だから誰かにサポートをお願いしないと…など、事前にいろいろなパターンを想定して、お互いの考えや対策をしっかり話し合っておかないと、“こんなハズじゃなかった”などと、揉める原因にもなりますし、介護がはじまってからでは話し合う余裕など、とてもありません」

●子どもの自立・結婚

女性は、子どもが自立したことをきっかけに、“自分だけの時間がほしい”と思うようになるそう。

「今まで自分を犠牲にし、子どものため、家族のために頑張ってきた女性は、その解放感から“今後の人生は自分のためだけに使いたい”と宣言したり、離婚を切り出したり大胆な行動に出ることがあるんです。また、それとは逆のケースで、子どもが自立してしまって寂しくて素直に喜べない母親が、“空の巣症候群”という鬱のような状態になってしまうこともあるので、要注意です」

●夫の退職

夫の退職も、子どもの自立と同じような感情になるという。

「夫の定年退職をきっかけに、自分の人生を考え出す妻は多いです。つまり、“○○さんの妻ではなくて、1人の女性としての人生を歩みたい”と、熟年離婚に発展してしまうケースも。男性は、定年退職を機に愛する妻と旅行したり、一緒の時間を過ごしたい…など、のほほんとのんきに構えている人がほとんどなのですが、妻はそれまで堪えてきた分、そんなふうにはとても思えないのです。退職が夫婦の危機にならないためにも、今の夫婦関係をよりよくするために、互いを思いやる気持ちや感謝の気持ちを忘れないこと。そして、何か問題が起きた時は先送りせず真剣に夫婦で向き合う癖をつけておきましょう!」

ほかにも、妻が仕事を辞めるタイミング、夫の転勤などもターニングポイントになり得るという。さらに、“夫婦の危機は、特にある期間に気をつけてほしい”と、高草木さんは忠告します。

「実は、夫婦の離婚は結婚5年以内がもっとも多いんです。これは昔から変わらないデータです。5年以内に起こりやすいターニングポイントには、特に気をつけるようにしてくださいね!」

ターニングポイントを知っておくことで、その時期はより相手への理解や思いやりが大事ということを意識することができますね。ターニングポイントに直面してからあたふたすることなく、夫婦の愛で危機を乗り越えていってください!

(構成・文/横田裕美子)