日本の携帯電話はかつて、高い研究開発能力を武器に世界に先駆けた開発を進めてきた。日本で開発・利用されていた第2世代携帯電話の通信方式の1つ、PDCもその一例だ。しかし、海外市場に適応した端末を開発できずに競争に乗り遅れ、国際市場で敗退した格好となった。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の携帯電話はかつて、高い研究開発能力を武器に世界に先駆けた開発を進めてきた。日本で開発・利用されていた第2世代携帯電話の通信方式の1つ、PDCもその一例だ。しかし、海外市場に適応した端末を開発できずに競争に乗り遅れ、国際市場で敗退した格好となった。

 しかし、中国メディアの百度百家はこのほど、中国のスマートフォンメーカーに対し、日本メーカーによる巻き返しに用心するよう注意喚起する記事を掲載した。一度は負けた日本メーカーが、教訓を生かして必ず台頭してくるというのだ。

 記事は、現在の中国スマホ市場では日本の一部メーカーがかろうじて生き残っているだけだと指摘。中国メーカーは世界市場で4割以上のシェアを獲得しているものの、そのほとんどが中国国内市場での販売にとどまり、サムスン、アップルと競争するだけの実力がないのが現実だと指摘し、サムスンはインドと米国市場での販売拡大に成功し、中国でも消費者のニーズに合致した商品開発で結果を残していることを指摘した。

 続けて、「適切な価格であるなら、消費者は品質に注目する」と指摘。その点、パナソニックが100ドル(約1万円)ほどという低価格で開発途上国に参入することは中国メーカーにとっては大きな脅威だとした。同スマホはインドではすでに150万台を販売され、1.5%のシェアを獲得しているという。

 日本の携帯メーカーは国際市場で敗退を余儀なくされたが、企業の開発能力自体は高く、品質の高さも言うまでもない。日本が経験と教訓を生かすことができれば、再び国際市場で戦うことも可能であり、記事も「日本企業が立て直してくるかもしれない」と危機感を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)