蛍光緊縛に蛍光ボディペイント

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 ブラックライトを使用し、緊縛やボディペイントで美しさを表現する「蛍光アート」。その幻想的であでやかな世界を体験できる『アメージング企画個展 蛍光アートの世界』を取材した。

■写真でじっくり蛍光アートを鑑賞

 会場に入ると目に飛び込んでくるのが、蛍光ボディペイントの写真たちだ。ステンシルを使い描かれた蛍光色のバラや、天使の羽などの繊細な絵柄。柔らかい曲線を持つ女性の体の美しさを際立たせ、見るものを幻想的な世界に引きこんでいく。

 蛍光ロープを使った緊縛写真の数々も展示されている。女性の裸体に結びつけられた、ピンク、イエロー、オレンジのカラフルな線たちはどれも芸術的であり、思わずうっとりと見つめてしまう。女性のポーズや蛍光ロープの縛り方などにより、パターンは無限大に広がり、見る写真ごとに違った世界を感じられる。



■あでやかな蜘蛛の巣に囚われる、妖艶な緊縛ショー

 緊縛を生で見られるライブパフォーマンスも実施された。蜘蛛の巣のように壁一面に貼られた蛍光ロープの前で、同展の主催者であるDai氏が、蛍光ロープを使い緊縛を行う。 音楽に合わせ、女性の身体が縛られていく。こんな姿は、なかなか目の前で見る機会もないため、思わず釘づけになってしまった。

 会期中、毎日行われているライブパフォーマンス。縛られることで立体的に浮かび上がる女性の身体のシルエットがとても美しく、15分ほどのステージではあるが、見ごたえ十分。日常とはかけ離れた世界を楽しむことがきる。



■主催者Dai氏にインタビュー

 写真家であり、ライト&ロープクリエイターである主催者のDai氏にお話を伺った。

──Daiさんが蛍光アートをはじめたきっかけは?

 34年間大手企業に勤めていましたが、早期退職をして写真家の道へ入りました。若い頃から、写真の他、映画やラジオドラマの製作など、クリエイティブな活動を行っていましたね。蛍光アートの道へ進んだのは、仕事でレーザー蛍光顕微鏡を使う機会があり、そこで興味を持ったことがきっかけです。

 ボディペイントからはじまり、やがて蛍光のロープへと繋がっていきました。緊縛のほうが、裸であったり、逆さに吊りあげたりとボディペイントよりインパクトを出すことができますからね。

──展示のきっかけは?

 個展を開催できる場所を見つけたことです。ずっと展示会場を探していたんですが、なかなか緊縛というもの自体、理解されないんですよね。この場所を知り合いのイラストレーターさんに紹介してもらい、ようやく展示することができました。

──では、個展は初めてなのですね。

 個展自体は初めてですね。ライブパフォーマンスは、本日モデルをつとめているみぃさんと一緒に、アイドル系の音楽祭で行った経験があります。

──今回の見所は?

 やはりライブパフォーマンスですね。こちらを見にきていただければ嬉しいです。



 緊縛というと、官能的なものをイメージする人も多いかもしれない。しかし、蛍光ロープを使っているということもあり、ポップなアートの趣も強くすんなりと入っていける。実際、筆者も女だが抵抗なく入り込めた。現在は男性客のほうが多いという『蛍光アートの世界』だが、その幻想的で非日常の世界は、女性でも十分楽しめる展示となっている。カラフルで美しく、そして幻想的な世界観は、女性にこそおすすめかもしれない。

 『蛍光アートの世界』に一度足を踏み入れれば、これまでに見たことのない、新しいアートの虜になってしまうに違いない。



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(取材/舟崎泉美)

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