中国は卓球の分野で世界最強の国と言えるだろう。ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の卓球男子シングルスでは金メダルと銀メダルを中国の選手が獲得したほか、女子シングルスも同様に金銀を中国が獲得した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国は卓球の分野で世界最強の国と言えるだろう。ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の卓球男子シングルスでは金メダルと銀メダルを中国の選手が獲得したほか、女子シングルスも同様に金銀を中国が獲得した。

 だが、男子シングルスでは水谷隼選手が日本の卓球個人としては初のメダルを獲得したほか、女子団体でも日本が銅メダルを獲得、男子団体では銀メダルを獲得するなど日本勢の活躍も目立った。

 中国メディアの科技訊はこのほど、卓球で中国を超えられる国は現時点で存在しないと指摘し、「卓球のルールがどのように変更となろうとも、中国に卓球で勝てる国は存在せず、中国の卓球選手たちもメダルを獲得しても嬉しそうに見えない」と主張する一方、中国が五輪の卓球で金メダルを独占している現状について、一部メディアが「中国の卓球界のあまりの強さに中国国内では卓球というスポーツに対する関心や人気に陰りが見え始めている」と報じたことを紹介している。

 確かに中国の卓球は今なお「お家芸」と呼ぶに相応しい強さを保っているが、近年はバスケットボールやサッカーの人気が高まっており、卓球だけが人気というわけではなくなっている。特にバスケットボールは中国から米NBAでプレーする選手が登場したり、元NBAプレーヤーが中国のチームに移籍したりした関係で、圧倒的な人気を誇っている。

 中国は果たしてかつてのような卓球人気を取り戻すことができるのだろうか。リオ五輪の卓球男子団体ではやはり中国が金メダルを獲得したが、水谷選手が中国選手を下すなど、日本にも将来が有望視される選手が育ってきている。日本というライバルの登場によって、中国での卓球人気は再燃するかもしれないが、同時に中国が卓球界の表彰台を独占できなくなり、日本の選手が表彰台に登る可能性も高まっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)