Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、モトクロス競技専用車『CRF450R』のフルモデルチェンジと、この『CRF450R』をベースに新開発したエンデューロモデル『CRF450RX』を発表した。

新型『CRF450R』は、モトクロス競技において勝敗に大きく影響する「ホールショットの獲得」を目指して、マシンのトータルパフォーマンスを向上させた。そして、吸排気効率と出力特性をさらに向上させた新設計のユニカムエンジンを搭載するとともに、ディメンションを見直した新設計のフレームや、衝撃吸収性と操縦安定性を高めた前・後サスペンションを採用。新開発のセルモーターとバッテリーをオプション設定とし、扱いやすさの向上にも取り組んでいる。

なお、『CRF450R』『CRF450RX』は、2016年内の日本国内発売が計画されている。

CRF450R 
CRF450R

CRF450RX 
CRF450RX

■エンジン
Honda独創のメカニズムで、実績のあるユニカムバルブトレインを採用した水冷・4ストローク・4バルブエンジンを新設計し、充填効率と燃焼効率を高めることで、トルクと出力の向上を実現。さらに、カムプロフィールを変更するとともに、インテーク側には新たにフィンガーロッカーアームを追加することでバルブのリフト量をアップし、ほぼ全域でのトルクと出力を向上させた。また、バルブアングルをより狭角にレイアウトし、ピストン頭部の形状を見直すことで、燃焼効率の向上を図り、トルクと出力アップを実現。圧縮比も従来モデルの12.5から13.5に変更されている。

■車体・足回り
新設計のフレームは、ディメンションを一新し、フロントアップを抑えてリアの分担荷重を増やすことで、トラクション性能の向上を実現。車体はホイールベースのショート化を図り、コンパクトな設計としている。足回りについても見直しが行なわれ、フロントサスペンションにバージョンアップしたSHOWA製のコイルスプリングを採用した。リアサスペンションは搭載位置を低くし、センターにレイアウトすることで、走行時の安定感を向上。さらに、スイングアームの軽量化と短縮化により、バネ下重量を軽減し、軽快性とトラクション性能の向上に寄与している。

■スタイリング
トータルパフォーマンスを向上させたマシンにふさわしい、シャープで無駄のないスタイリッシュな外観としている。また、ライディング時によりスムーズな動きができるよう、各部の凹凸をより低減したスムーズ・サーフェスデザインを導入した。なお、グラフィックデカールは摩擦や高圧洗車による剥がれを防ぐ、インサートフィルムグラフィックを新たに採用。車体色には、Hondaモトクロスマシン伝統のエクストリームレッドを採用し、一目でHondaのモトクロスマシンと分かる存在感のあるスタイリングとなっている。

関連情報

http://www.honda.co.jp/

文・編集部