ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の体操女子団体で中国は銅メダルを獲得したほか、種目別のトランポリンでも銅メダルを獲得するなど一定の結果を出した。それでもかつて体操が強かった中国からすれば物足りない結果と言える。(イメージ写真提供:(C)Chavana Amornariyakool/123RF.COM)

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 ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の体操女子団体で中国は銅メダルを獲得したほか、種目別のトランポリンでも銅メダルを獲得するなど一定の結果を出した。それでもかつて体操が強かった中国からすれば物足りない結果と言える。

 中国メディアの新浪はこのほど、中国体操界は21世紀に入って最大の苦境に直面していると伝える一方、国際体操連盟(FIG)のブルーノ・グランディ会長が中国の体操選手に対して「中国チームはまるでロボットのように、ただ練習を繰り返している」と指摘したことを紹介した。

 記事は、グランディ会長が「中国の体操界は何も変化しようとしないため、時代遅れになっている」と指摘しつつ、中国は「真面目さや厳格さを保ちつつも西側に学び、さらに想像力も加えた日本に学ぶべき」と述べたことを紹介した。

 続けて、グランディ会長は現代の体操界における改革者であり、その最大の変化は「選手の年齢」であると指摘し、選手権に出場できる年齢を女子は16歳、男子は18歳に引き上げたと紹介。また、年齢引き上げの目的は青少年の健康的な成長にあるとし、グランディ会長が「7、8歳の子どもが毎日8時間も練習することなど想像できない」と述べたことを伝えた。

 また記事は、中国の体操が今回の五輪で期待されていたほどの結果を残せていないことに対し、審判が故意に中国に低い点をつけているとの批判もあるとしながらも、中国の体操関係者からは「技の完成度がより重視されるようになったことが理由」との指摘があることを伝えた。また、中国の体操界が得意としてきた「姿勢の正しさ」などは現代の体操界ではあまり重視されなくなっていることを指摘し、中国の体操界が低迷からぬけ出すためには「現代のルールに適応するほかない」と論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Chavana Amornariyakool/123RF.COM)