Pinterest(ピンタレスト)がついに動画広告の提供を開始!動画視聴だけでなく購入への導線が強み

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Pinterestは、インターネット上の動画や画像を集めて“ピン”(ブックマークすること)したり、他のユーザーのピンを“リピン”(お気に入り登録すること)できるサービスです。

月間ユーザーは1億人にのぼります。その8割が女性で、ビジュアルの美しさを重視するという点ではInstagramに近いイメージがありますが、ユーザーは今後役に立ちそうな新しいアイデアや商品に出会うためにPinterestを活用している点が特徴的です。
Mary Meekerによる最新調査では、商品購入意向の高いユーザーの割合が、SNSに比べてPinterestの方が5倍近く多いことも明らかになっています。

そんなPinterest内でも動画の数が増えており、昨年1年間だけでも60%もの増加を記録。そのジャンルも料理、メイクやヘアスタイルのハウツー、ワークアウト、家事など多岐にわたっており、今回の動画広告導入は必然とも言えそうです。

高い結果を残しているPinterest動画広告

現在、米国・英国で先行提供されている動画広告(Promoted Video)はモバイルのみが対象で、主にユーザーのフィード上に掲載されますが、検索結果などにも表示される場合もあります。

FacebookやTwitterなどのSNSではフィードに流れてきた動画広告が自動的に無音再生されるのに対し、Pinterestではユーザーのフィード内に“プレビュー”だけが表示され、フィードをスクロールする動きに合わせて再生/逆再生されます。そしてユーザーが動画をクリックすると広告のページに遷移し、音声付きで広告全編(現在は最大5分)が再生される仕組みとなっています。
そして、動画広告の下には商品購入ページや関連情報などに誘導できる最大6件の“ピン”を表示できる点も大きな特徴です。

▽ コスメブランドの事例。ハウツー動画広告の下のピンから商品購入ページに飛べる構造

 

▽ 新作映画のプロモーションキャンペーン事例

 

広告の課金形態には動画のインプレッション課金を適用していますが、動画の下のピンに対しては追加費用はかからないとのことです。

Pinterestによると、食品、美容、金融、エンタメなど、幅広い業種の広告主が、この新しい動画広告で高い結果を残しているとのことです。例えば食品ブランドGeneral Millsでは、Pinterest内の他の広告と比較して動画広告は4倍も広告想起率が高くなったそうです。また動画広告を保存することもできるため、ユーザーは好きなタイミングで動画を見直すことができ、その結果として完全視聴率も高くなるとのことです。

レシピ動画やメイク動画などのハウツー動画が流行している今、動画広告という形で具体的な使い方を解説し、そこからすぐに商品の購入を促せるこのフォーマットは、広告主にとって非常に魅力的と言えるのではないでしょうか。
日本ではユーザー規模がまだそれほど大きくないPinterestですが、いずれ日本で動画広告が提供された際には、特にマーケティングファネルの中〜下部において有効な動画マーケティング手段になるかもしれません。今後の動向に注目です。