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夏になると、よく耳にする栄養素「ミネラル」。5大栄養素の一つ・ビタミンと並んで「大切なもの」という認識はあっても、具体的にどんな働きをするもので、なぜ人間の体に必要なのか、肝心なところがぼんやりしている人も少なくないのではないだろうか。

実はミネラルは、きちんと保つことで女性特有の不調を楽にしてくれたり、酸化を防いで老化を食い止めてくれたりする「縁の下の力持ち」的な存在。心身の健康はもちろん、アンチエイジングにも必要不可欠だ。

暑い夏は、ただでさえ不足しがちなミネラルが汗と一緒に排出されてしまいがち。今こそ「ミネラル上手」になって、健康的なイキイキ美人を目指そう。

○脱・知ったかぶりへ! ミネラル基礎知識

そもそもミネラルとは、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミンと並ぶ5大栄養素の一つ。私たちの体に必要な量はごく少量ではあるが、体内の機能や生命活動を維持したり、体の構成成分になったりと、とてつもなく重要な働きをしているのだ。

地球上にミネラルは114種存在しているが、中でも人間にとって必要不可欠なミネラルとして厚生労働省が摂取基準を定めているのは16種類。これを「必須ミネラル」と呼び、不足すると欠乏症となってあらゆる不調が起こりやすくなるという。

ミネラルは体内で作り出すことができないため、食物から補給するしかない。とは言え、一度に多く摂(と)っても貯蔵できないため、毎日の食事でバランスよく取り入れることが大切。単品のみの「ばっかり食」がやめられない人や外食がちな人は、ミネラルバランスが崩れている可能性大といえる。

■16種の必須ミネラル

カルシウム、リン、カリウム、イオウ、塩素、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルト、クロム

○ミネラル不足が招く4つの「おブスサイン」

女性ホルモンのバランスが崩れる

更年期にさしかかると、女性ホルモン・エストロゲンの分泌量が減少。そのため自律神経のバランスが乱れがちになり、ミネラルを摂取しにくくなる。特に亜鉛やセレン、銅は女性の生殖生理作用と密接な関わりを持つ必須ミネラル。不足してしまうと女性ホルモンのバランスが乱れ、更年期障害や生理痛、生理不順といった女性特有の不調が現れやすくなる。

太りやすくなる

ミネラルの中でも特に鉄分が不足すると、痩せにくい体になるとされている。鉄分が不足することで血中のヘモグロビンの量が減少し、酸素が十分に行きわたらなくなり、「代謝が落ちる→脂肪が燃えにくくなる→冷えを招き脂肪がつきやすくなる」といった「おデブスパイラル」に陥る危険も。

シミ・しわ・たるみが増える

多忙やダイエットを理由に食生活が偏ると、たんぱく質やビタミン、ミネラルといった健康な肌を保つために必要な栄養素が不足しがちになる。セレンや銅、マンガン、亜鉛は「抗酸化ミネラル」とも呼ばれ、エイジングケアに欠かせない抗酸化酵素の働きを助ける。これらが足りなくなると、シミ・しわ・たるみといった老化のサインが現れやすくなる。

薄毛になる

ヨウ素は食べ物から得た栄養を吸収させる働きをし、亜鉛はたんぱく質が髪の毛になるのをサポート。そして鉄は、血液となって栄養を髪に届けるという働きをする。和食にはこれらのミネラルが豊富に含まれているが、日本人の食の欧米化によって髪に必要なミネラルが不足しがちになっている。その結果、薄毛につながってしまうのだ。

○賢くミネラルをチャージしてキレイをGET

ミネラルは多く摂(と)れば摂るほどよいというものではない。摂り過ぎは「過剰症」といって、別の不調を引き起こす原因となるので適量をバランスよく取り入れるのが正解。以下に簡単にミネラルが補強できる食材をまとめたので、少しずつでも毎日の食事に取り入れてみよう。

■ミネラルを豊富に含む食材

桜えび、うるめいわし、煮干し、焼きのり、わかめ、ひじき、昆布、切り干し大根、納豆、大豆、ピーナツ、アーモンド、ゆで卵、牛乳、かき

「なんだか最近ガクッと老けた」「生理痛が重くなった」「痩せにくくなった」……。そんなサインが出始めたら、ミネラル不足を疑ってみた方がいいかも。外食や加工品ばかり食べてしまいがちな人は、「あと一品」にミネラルをプラスしてピカピカの美貌で夏を乗りきろう。

からだエイジング

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