オーストラリアの川で金魚が体重2kgに育っていた!

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巨大化した金魚がオーストラリアの川の生態系を脅かしている。このことが、学術誌「Ecology of Freshwater」に報告された。

捨てられた金魚が成長

巨大化した金魚は、突然変異などではなく、捨てられたペットの金魚が豊富な餌を食べて成長したものだ。

今回の論文を発表したマードック大学のスティーヴン・ビーティー教授は、「大きいものでは体重2kgになることもある」と言う。

「もともとは子供が飼っていたペットだろうと思う。きっと引っ越しかなにかで、親が水槽を持って行くのを嫌がり、近くの湿地に捨てるんじゃないかな」

Freshwater Fish Group & Fish Health Unit

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藻や他の魚の卵を食べ尽くす

金魚の食欲は旺盛だ。ビーティー教授によれば、捨てられた金魚は湿地と繋がる川に入り込み、そこで餌となる藻を手当たり次第食べ尽くす。

そのため、他の魚たちの食べ物がなくなり、生態系のバランスが崩れてしまうという。

また、巨大化した金魚は他の魚の卵まで食べてしまうらしい。「おかげでもとからそこにいた魚の生存が危うくなっている」と教授は言う。

金魚にそれほどの生命力があるとは知らなかった。日本ではまだ巨大金魚の報告はないようだが、むやみにペットの金魚を捨てないように注意したいものだ。