中国を訪れたことのある人ならば、街のあちこちに存在する食べ物の屋台の周辺にゴミが散乱している光景を見たことがあるかもしれない。中国の街中では肉の串焼きを提供する屋台を見かけることが多いが、客達は食べ終えたら串をそのまま地面に捨てて立ち去るのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国を訪れたことのある人ならば、街のあちこちに存在する食べ物の屋台の周辺にゴミが散乱している光景を見たことがあるかもしれない。中国の街中では肉の串焼きを提供する屋台を見かけることが多いが、客達は食べ終えたら串をそのまま地面に捨てて立ち去るのだ。

 このような環境が当たり前の中国人にとって、訪日後に日本の清潔さに驚くのも当然のことと言えるが、同時に「腑に落ちない」ことも感じるようだ。それは日本の街中にはゴミ箱がないということで、中国メディアの網易はこのほど、「日本はゴミ箱がないのに、なぜ清潔なのか」と疑問を投げかけた。

 記事は、北京市や上海市について「高層ビルなどを見る限り、都市としてのハード面では東京に引けをとらない」と主張する一方、衛生環境においては「東京に完敗」と指摘。東京のみならず、日本の街中でポイ捨てされたゴミを見つけるのは容易ではないとしたほか、家屋もトイレも非常に清潔だと指摘しつつも、「なぜか清掃員の姿は見えない」のが腑に落ちないことだと論じた。

 さらに、日本でもっとも不思議なのは「街中にゴミ箱がないこと」だとし、自動販売機のそばに空き缶やペットボトルを捨てるための小さなゴミ箱がある以外は「紙くずを捨てたいと思っても、ゴミ箱を見つけられない」のが日本だと指摘した。続けて、日本人は自分のゴミを持ち帰っているとし、だからこそ日本の街は非常に清潔なのだと称賛した。

 日本の街中が清潔であるという事実は、すでに中国で広く知られている。だが、それだけに花見や花火など多くの人出があるイベントにおけるゴミの散乱ぶりは中国で大きなニュースになる。中国人から「日本人もゴミをポイ捨てする」などと言われることのないよう、大勢が集まるイベントであっても1人ひとりが自覚を持ってゴミを持ち帰りたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)