(写真提供=SPORTS KOREA)

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韓国卓球がリオ五輪で「ノーメダル」に終わった。

1988年ソウル五輪で卓球が正式種目になった以来、韓国がメダルをひとつも取れなかったのは今回が初めて。ついに中国と日本に先を越されてしまった現実を、韓国メディアも大きく取り上げている。

『NEWSIS』は「残酷だった8月…韓国卓球史上初“手ぶらオリンピック”」という見出しをつけ、「リオデジャネイロは韓国卓球にとって“約束の地”ではなかった。最後の砦だった男子団体が3位決定戦でドイツに1-3で敗北し、オリンピックメダル皆勤はリオで幕を閉じた」と報じた。

『スポーツワールド』は、「初めてノーメダル韓国卓球、リオで体感した危機」という記事を掲載。「リオで韓国卓球は手痛い経験をした。それでも男子はかすかな希望を見せてくれたが、女子はこれからの険しい道を予告した」と論じている。

ソウル五輪の金メダル2個を始め、オリンピックでは何かしらメダルを取ってきた韓国だが、2008年北京五輪からはそれも厳しくなった。今回、シングルス全員と女子団体は8強脱落、男子団体は4位に止まり、ついにノーメダルという無惨な結果になったのだ。

一方で、日本との比較も目立つ。

『NEWSIS』は、「数年前まで侮っていた日本女子代表の銅メダル獲得は、意味するところが大きい。日本女子代表はオリンピック出場4回目の福原愛を中心に、石川佳純、伊藤美誠の若手でチームを構成し、世代交代と成績の二兎をつかんだ」と言及。

『聯合ニュース』の「後ずさりした韓国卓球…28年ぶりに“ノーメダル”屈辱」という記事では、「結果的に韓国の卓球世代交代は失敗に終わった。今大会で男女シングルス、団体で全てベスト4に入った日本とは対象的」と言っている。

『ソウル新聞』は、「韓国卓球、オリンピック初“ノーメダル”侮辱…原因は?」という記事を掲載。

「卓球の人気が年々上がっている日本と違って、韓国は90年代から卓球の人気が弱まっている。生活体育としてはそれなりに命脈を保っているが、エリート選手層は薄くなった。ユ・スンミン以来、才能溢れるスター選手も現れていない」と危機感を表した。

(参考記事:メダル獲得数での日本惨敗に現実味が…韓国スポーツ界が戦々恐々とするワケ

オリンピック卓球史上最年少メダリストになった伊藤美誠については、「日本の天才少女、最年少でメダル“強打”」「卓球“神星”伊藤、最年少メダリスト登極」といった見出しを並べ、「伊藤がオリンピック卓球最年少メダリスト記録を99日早め、歴史を書き換えた」と伝えた。

こうした報道に、韓国のネット民からは、「バドミントンに続き卓球も日本に負けるなんて、情けない」「韓国選手たちからハングリー精神が感じられなかったよ。日本は死ぬ気で頑張ってたのに」「日本の高校生も取れるメダルを、韓国は取れないのか」「伊藤は未来が期待される選手だな。フェン・ティアンウェイ戦はマジですごかった」といったコメントが寄せられている。

いよいよ本格的な低迷期に突入した韓国卓球。イ・チョルスン男子卓球韓国代表コーチは、「今回は残念だったが、2020年東京オリンピックではより良い成績を収める」とポジティブに語っているが、それも簡単ではなさそうだ。

(文=S-KOREA編集部)