ワクチンを受ける青年(6月 ボーマ)

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 「黄熱」という病気を知っているだろうか。日本では野口英世が研究したことで有名だが、その症状となると知っている人は少ないかもしれない。

 蚊を媒介として感染する急性ウイルス性の出血性疾患で、ウイルス感染者のおよそ2割が命を落としている。感染末期には、目や耳、鼻からの出血、多臓器不全、黄熱の名前の由来となった皮膚や目が黄色くなる黄疸の症状が特徴だ。

 そして、現在、アンゴラとコンゴ民主共和国で流行しているが、その規模は過去30年において最大級。これまでに500人近くの犠牲者を出しており、感染が疑われる患者は数千人に及んでいる。

 子ども支援専門の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンは、このままでは近いうちに、ヨーロッパをはじめ南北アメリカ、アジアにも感染が広がる可能性があると警告。今は遠いアフリカの国の病気だが、知っておく必要がありそうだ。