NISAに「長期積立枠」ができる?少額をコツコツ積み立てたい人向け

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NISAに新たに「長期積立枠」ができる見通しだ。

「上限60万、非課税期間20万円」枠を新設か

少額投資非課税制度(NISA)に新たな枠が創設される見通しだと、複数のメディアが報じている。

「20年間、年60万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益が非課税になる枠」を新設する方針だとか。

金融庁が月末に公表する来年度の税制改正要望に盛り込むという。

3月末時点で、約1012万口座

NISAは個人投資家のための税制優遇制度として2014年1月にスタートした。

「金融庁」資料

金融庁」資料

「5年間、年120万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益に税金がかからない」という制度で、2016年3月末時点のNISA口座数は1012万809口座。

NISA口座における買い付け額は3月末時点で約7兆7554億円となった。

4割の口座が「休眠」状態

しかし、主要証券会社10社のNISA口座の稼働口座数が約58%程度に留まるなど、4割以上の口座が休眠状態。

また、NISA口座での平均投資額は68万7546円と、上限の120万円まで使っていない人も多い。

「長期投資」や「口座の活用」を促進へ

そこで、新たに「投資上限が低く、非課税期間を長くした枠」を新設することで、長期投資や休眠状態となっている口座の活用を促す方針。

ちなみに「非課税期間5年、上限年120万円」と「非課税期間20年、上限年60万円」の併用はできず、どちらかを選択する方式になる見込みだという。

ネット上には「よけいに分かりにくくなる」という声も

「長期積立枠」の新設で、NISAの利用が促進されるのだろうか?ネット上にはさまざまな意見がよせられている。

「月500円積み立てている私にはいい」という声がある一方で、「ややこしくなって、ますますハードルが上がる」「シンプルにしてほしい」という意見も寄せられていた。

「複雑な制度」がハードルか

投資信託協会が2014年に行った調査によると、NISA口座を開設していない理由で多かったのは、以下のような回答。

1位 投資に関心がない(34.5%)2位 投資に回すお金がない(30.7%)3位 制度が複雑でよく理解できない(15.9%)

NISA活用を推進するためには、より分かりやすいシンプルな制度にすることも必要なのかもしれない。