17日、豪州・クイーンズランド州の海域に放置された中国の貨物船とその乗組員について、豪州当局が所有会社と交渉を進めている。資料写真。

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2016年8月17日、豪州・クイーンズランド州の海域に放置された中国の貨物船とその乗組員について、豪州当局が所有会社と交渉を進めている。香港・東網が伝えた。

放置されたのは香港の船会社が所有する「福建五星号」との名前が付けられた貨物船。業務上のトラブルにより先月豪州当局に拘束されていた。10日に開放されたが、船は中国に戻ることなく、クイーンズランド州の海域に停泊していた。その後、豪州当局が貨物船を発見し検査したところ、中国人乗組員20人が船内に閉じ込められた状態であることが発覚した。

船には食料品がなかったため、豪州当局はすぐに飲料水や食料を提供し、船会社に連絡。豪州当局の担当者は、「船には4000万豪州ドル(約30億円)相当の石炭が積まれている。乗組員は食料がない状態で放置され、彼らの安全を完全に無視した行為である。生きるために必要な最低限の条件も満たしていない状態で乗組員を見捨てたのは恥ずべき行為だ」と批判している。

さらに現在船会社と交渉を進めているが、「乗組員への支援や(数カ月間滞納している)賃金が支払われない限り貨物船は開放しない」と豪州の担当者は述べた。(翻訳・編集/内山)