15日、英BBCは、折り返し地点を過ぎたリオ五輪について、中国の愛国者には「被害者意識」とも思えるような恨みつらみが積み重なっていると報じた。資料写真。

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2016年8月15日、英BBCは、折り返し地点を過ぎたリオ五輪について、中国の愛国者には「被害者意識」とも思えるような恨みつらみが積み重なっていると報じた。

五輪を観戦している中国人の多くは、まず「国旗問題」において「中国に対して不公平だ」と感じることとなった。正しくないデザインの中国国旗が掲揚された上に、ある競技では同じ銅メダルを獲得したにもかかわらず、米国よりも中国の国旗が低く掲揚されたことで不満が広がった。

中国選手にはドーピング疑惑もかけられている。体操や重量挙げ、競泳、ビーチバレーなどで疑いの目を向けられ、豪選手からは「ドーピング詐欺師」とまで罵倒されている。

ある世論調査によるち、中国人の80%超が「リオ五輪の審判は中国に対して偏見を抱いていると思う」と回答している。「他の国も中国と同じように誤審される可能性がある」と回答した人は16%にとどまった。

中国人のこうした被害者意識をあおっているのは、中国の国営メディアだが、その背景には、7月に出された南シナ海問題をめぐる仲裁裁判判決がある。オランダ・ハーグの仲裁裁判所は、中国が主張する「九段線」の法的有効性を真っ向から否定する判決を下し、中国メディアは強い憤りと疑念を示していた。国際社会への怒りや不信感が、現在も国民感情に大きく影響している。(翻訳・編集/岡田)