生理痛がツラすぎて仕事行けないっ……! 実は●人にひとりは生理休暇を取ってるんです!

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人によって症状の重さに大きく差がある生理痛です。軽い人はなんともないのに、重い人は吐き気や頭痛まで伴う人もいます。朝起きるのもつらくても、男性の上司に報告して休暇をもらうのはなんとなく気がめいるものです。実際にひどい症状の時、会社を休んだ人はどのくらいいるんでしょうか?

Q. 生理痛で仕事を休んだことがありますか? 自分の気持ちに近いほうを選んでください。

・Yes……17.85%

・No……82.15%

約80%の女性は、休んだことはないと答えています。本当は休みたかった人もいるのではないでしょうか? それぞれ理由を聞いてみました。

■生理痛で仕事を休んだ

●出勤しても仕事にならない

・「腹痛だけでなく吐き気と頭痛がひどかったため」(28歳/ 医薬品・化粧品/販売職・サービス系)

・「痛みが酷くて仕事にならなそうだったから」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)

・「今日出勤しても100パーセント発揮できないから」(27歳/電力・ガス・石油/営業職)

生理は病気ではありませんが、風邪などの病気と同じようにつらい症状だったら、休んだほうでいいですよね。仕事中に真っ青な顔色で苦しそうにしていたら、一緒に仕事をしていても気が気でないですから。


●生理休暇がある

・「生理休暇があったから使った。正直に『生理痛が重くて・・・』という伝えた。上司が女性だったので伝えることに抵抗はなかった」( 32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/その他)

・「正直に言った、そういう休暇があるので」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

会社によっては生理休暇があるところもありますから、確認しておきましょう。このような制度があれば、上司が男性の場合でも伝えやすいですよね。

■生理痛でも休まなかった女性たちの声

●薬を飲んだ

・「生理痛は特にひどくないので、薬を飲めば直る」( 28歳/情報・IT/事務系専門職)

・「その程度の理由じゃ休めません。鎮痛剤を飲めばいいことです」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

・「ありえない!甘えだと思う。薬飲めって思う」(21歳/ 情報・IT/営業職)

鎮痛剤を飲んで乗り切るという意見は多く聞かれました。薬を飲んで治ればよいですが、中には薬が効かない女性もいますよね。薬で治まる程度の痛みであれば、この方法が一番よいのかもしれません。

●休める環境ではない

・「生理休暇は認められているが、堂々と休めないし堂々と生理なのでと必ず月一回生理休暇をとれる子が信じられない。私は周りの子の負担も増えちゃうと思うと申し訳なくてとれない」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

・「生理休暇はありますが、そんなもの取る勇気はありません」(32歳/金融・証券/専門職)

・「いいにくいから。上司が男性ばかり」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「やすみたいが休める雰囲気ではない」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

生理休暇だけでななく、普通に休暇が取りづらい環境で働いていれば、職場に迷惑がかかるので休めないと考えてしまいます。本音では休みたい女性が、もっといるのではないでしょうか? 仕事は大事ですが、体はもっと大事。無理は禁物です。

■まとめ

生理休暇はあっても実際は使いづらいという状況があるようです。生理は病気ではないし、症状が人それぞれなので、女性にも理解されづらい場合もあるようです。でも、症状によっては病気の場合もありますから、たかが生理痛と軽く見ないほうがよいでしょう。毎回あまりにも重い症状ならば、市販の鎮痛剤を飲んで一時しのぎをするのではなく、婦人科を受診してくださいね。

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数123件(22歳〜35歳の働く女性)

(フォルサ/岩崎弘美)