『ホワイトリリー』 (C) 2016日活

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今年11月20日に生誕45周年を迎える日活ロマンポルノ。その新作製作とクラシック作品の活性化をあわせた横断的な企画である「ロマンポルノリブートプロジェクト」の一環として、塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫、行定勲といった日本映画界の第一線で活躍する5人の監督が、同じ製作条件で完全オリジナルの新作を撮りおろすプロジェクトが進行中だ。

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すでに、プロジェクトの1本である塩田明彦監督『風に濡れた女』が第69回ロカルノ国際映画祭にて、日活ロマンポルノとして初めて国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映され、若手審査委員賞を受賞し話題を集めているが、新たに中田秀夫監督がロマンポルノに初挑戦する『ホワイトリリー』で、『仮面ライダーW』に人気アイドル・園咲若菜役で出演し、現在放送中のドラマ『そして、誰もいなくなった』などにも出演する飛鳥凛(あすか・りん)が初脱ぎで、レズビアン役に挑戦していることが発表された。

中田監督は、『リング』以降『仄暗い水の底から』『クロユリ団地』など数々のホラーを放ちホラーの巨匠となったが、映画界におけるスタート地点は、日活助監督試験を合格しロマンポルノ撮影現場で小沼勝監督の助監督として数々の現場で学んだこと。「学生時代からロマンポルノの自由で反体制的な雰囲気に憧れがあり、私も監督するために日活に入社しましたが、監督になる直前に制作が途絶えてしまいました。そのため、今回オファーを受け、30年越しの想いを遂げられるという喜びで参加しました」と本作でロマンポルノの監督をつとめたことについて語っている。

物語は、傷ついた過去を慰めあうように寄り添い生きてきた2人の女・はるかと登紀子が、自分たちの秘密に踏み込んできた男・悟によって、それぞれの愛が暴走をはじめるというもの。中田監督が初めてレズビアンの世界に挑み、歪んだ愛の果てにある女同士の究極の純愛を描いていく。

はるか役の飛鳥は本作について「この『ホワイトリリー』の主演に選んで頂いたことはとても光栄でしたし、自分の中でもまさに“挑戦”となる作品でした。中田監督は常に丁寧で細やかで穏やかで、撮影に臨む自分の支えとなって頂きました。この作品の雰囲気や世界観は、どこか懐かしく、女性ならではの機微を描いた作品なので、ぜひ女性のお客様にもたくさん見て頂きたいと思います」とのコメントを寄せている。

『ホワイトリリー』は今冬より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開予定だ。