日本はかつて遣隋使や遣唐使などを中国に派遣し、中国の進んだ文化を積極的に取り入れた。江戸時代の末期から明治、大正にかけては西洋文化を学ぶために多くの日本人が欧米に留学した。だが、近年は米国に留学する日本人の学生が減少傾向にあるとされ、文部科学省によれば、「将来の国際競争力低下につながるとの懸念」もあるという。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本はかつて遣隋使や遣唐使などを中国に派遣し、中国の進んだ文化を積極的に取り入れた。江戸時代の末期から明治、大正にかけては西洋文化を学ぶために多くの日本人が欧米に留学した。だが、近年は米国に留学する日本人の学生が減少傾向にあるとされ、文部科学省によれば、「将来の国際競争力低下につながるとの懸念」もあるという。

 一方、中国からは世界各地に多くの学生が留学しており、米国の一部の有名大学では留学生の大半が中国人という事態も起きているようだ。また、日本は地理的、文化的に中国と近いため、中国人の留学先として人気がある。

 だが、日本に留学するにあたって気をつけなければならない点や理解すべき社会のルールが存在する。中国メディアの出国留学網はこのほど、中国人が日本に留学するうえで理解しておくべき点について紹介している。

 記事は、日本では生活のさまざまな場面で靴を履き替える習慣があることを紹介。中国では室内でも土足であることが多く、靴を履き替える習慣のない地域が多い。日本人としては、清潔ではない屋外から帰宅しても靴を履き替えない中国の習慣に驚くが、彼らも同じほど日本の習慣に驚くようだ。

 また、日本ではお辞儀をする習慣があり、お辞儀をしない中国人にとっては「背中や腰が痛くなる」と表現している。さらに日本人は「非常に礼儀正しく、規則を守り、人を重んじる」と評価しつつも、「すみません」、「ありがとう」という言葉を多用すると紹介、留学生としても日本滞在中はこの言葉を多用すべきとの見方を示した。中国ではお辞儀をする習慣はなく、中国人が中国国内で「すみません」と謝ることはほとんどないが、日本では「すみません」という言葉は人間関係を円滑にするための重要な言葉となっている。

 中国人が日本で生活し、日本の文化に触れることは日中の関係改善に寄与するうえ、中国人にとって中国がどのような国かを客観的に知ることにつながるだろう。抗日ドラマなどの影響により、中国では今なお日本人は野蛮な人間だと思い込んでいる人も多いようだが、実際に日本を見て、日本で学ぶ中国人が増えることは、中国における歪んだ対日観の矯正につながるはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)