スマホゲームによる疲れ目。対策を眼科医が解説!

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夏休み真っ只中だが、「ポケモンGO」を手放せないという人も多いのではないだろうか。「ポケモンGO」に限らず、スマホゲームを一日中行っている人を悩ませるのが目の疲れ。実際、私たちの目はどのくらい疲れているものなのだろうか。眼科医に聞いてみた。

■ブルーライト自体は、長時間浴び続けても目への影響はない!?

日常の診療で、目に様々な病気を持った患者さんの治療に当たっている二本松眼科病院の植田俊彦先生。両目の視力に著しい差がある、網膜に病気がある、視野が狭いなど、病気が原因で目が疲れる場合、もともとの目の病気を治療することが疲れの解消法となる。この「器質的な疲れ」に対し、健康な人が疲れを感じるのは「機能的な疲れ」ということができるのだという。

「例えば夜遅くまでスマホやPC操作をすることで睡眠不足になる、あるいはバトルゲームを寝る前にすることで脳が興奮し、寝つきが悪くなったり、質の良い睡眠が得られなくなり疲れが残る。つまり目そのものが疲れるわけではないと考えます。こうした場合は、夜遅くまでスマホなどはいじらず、早めに休めば翌日には疲れは解消するはずです」(植田先生)

とはいえ、スマートフォンやPCの液晶パネルのブルーライトが目に悪影響を与えるのではないかという懸念は残るが……。

「実際にスマホや液晶パネルのブルーライトを測定してみると、非常にわずかな量でした。ごく微量ですので長時間、PC作業をしても目に悪影響を与えることはないと考えます。つまり、健康な人の場合の目の疲れとは、目そのものが病的、器質的に疲労を起こしているのではなく、生活行動によって起こる全身的、精神的な疲労といえるのです。解消法は生活パターンやリズムを見直すことだと考えます」(植田先生)

なんと、ブルーライトそのものが目を疲れさせるわけではないらしい。では対策として、具体的に何をしたらよいのだろうか。

■意識的な瞬きや目薬でドライアイを解消!

「健康な方が『疲れ』を感じる原因の1つはドライアイだと考えます。スマホやPC操作をしているときは瞬きが少なくなり、涙の量が減ります。涙は目の表面を保護する働きがあります。涙の量が減ることで、目の表面が傷ついてしまいます。ドライアイの患者さんの目の表面を検査薬で染色してみると、均一に染まらず色ムラがあることがわかります」(植田先生)

表面にムラがあると、目に光が入るときにもムラができてしまうのだとか。

「また、涙の量が十分あり、表面も均一な部分から入った光はまっすぐ進みます。一方、涙の量が少なく、表面にムラがある部分に入った光は、まっすぐではなく曲がって進むため、乱反射してしまいます。このため見えづらさを感じるわけです。解消法、予防する方法は、意識して瞬きをすることです。また市販のドライアイ用点眼薬はドライアイ解消の一助になると思います」(植田先生)

対策は、ごくシンプルな方法だったようだ。ポケモントレーナーをはじめ全国のゲーマー諸君は参考にしてみてはいかがだろうか。

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●専門家プロフィール:植田 俊彦
東京都江戸川区にある二本松眼科病院副院長。眼科専門医、医学博士。昭和大学医学部卒業。緑内障を専門とし、トラベクトームライセンストレーナーなどの資格も有する。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)