卓球女子団体で銅メダルを獲得した石川佳純選手(写真は2012年撮影)

写真拡大

2016年8月16日に行われたリオデジャネイロ五輪の卓球女子団体3位決定戦で、日本はシンガポールを3対1で下し、銅メダルを獲得した。2012年のロンドン五輪に続く2大会連続のメダルに、日本中から祝福の声が殺到した。

3選手の戦いぶりが注目を集めたのはもちろんだが、インターネット上では石川佳純選手(23)の「応援態度」に、試合に勝るとも劣らない注目が集まった。というのも前日の準決勝では、日本ベンチで声援を送っていた石川選手が退場させられるハプニングがあったためだ。

準決勝では声援で「退場」

準決勝の第5試合で、日本ベンチにいた石川選手にレッドカードが出された。福原愛選手に送っていた日本語の声援が、ルールで禁止されている「アドバイス」と勘違いされたとみられ、退場を命じられてしまったのだ。

しかしコート外に移動しても熱心な応援を続行。福原選手がポイントを決めれば両手を挙げてバンザイし、厳しい局面には苦しそうな表情でエールを送った。テレビカメラにもそうした姿が何度か映り、「可愛すぎる」「和んだ」「微笑ましい」とネット上で話題になっていた。

そして迎えた翌日の3位決定戦。福原選手の第1試合では、いつもどおり声援を送る姿が映り、自身の第2試合で勝利をおさめると、福原選手と伊藤美誠選手による第3試合の応援に臨んだ。

ところが、またもや「アドバイス」と判断されてしまったのか、主審がイエローカードを出して「シー」のジェスチャーをとった。日本の中継では誰に向けたものか解説されなかったが、石川選手と監督が口をつぐみながら背筋をピンと伸ばしている姿が映された。

イエローカードの後、口をつぐみ続ける

以降、石川選手は拍手だけで応援するスタイルに変更。これを受け、ネット上は

「頑張ってだまってる石川佳純ちゃん可愛すぎか!?」
「お口チャックしてる...!」
「必死で抑えて応援してるのカワイイ」

と大興奮。

それからほどなくしてベンチを離れると、今度は「佳純ちゃん...ちょっと目離してたらまたいない...」「佳純ちゃんはどこ?別の場所でアップ中?」「また応援頑張りすぎて退場なった...?」といった声が相次ぐ事態となり、ネット上の関心は試合状況にひけをとらないほど高かったようだ。