バブル崩壊によって日本経済の成長が失われたのは事実だ。高齢化や人口減少もあり、今なお成長の軌道には戻れていない。中国でも「日本は衰退している」という見方が多く見られるが、なかには「日本の衰退は見せかけ」だという意見も存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 バブル崩壊によって日本経済の成長が失われたのは事実だ。高齢化や人口減少もあり、今なお成長の軌道には戻れていない。中国でも「日本は衰退している」という見方が多く見られるが、なかには「日本の衰退は見せかけ」だという意見も存在する。

 中国メディアの緯度財経はこのほど、日本はバブル崩壊によって長期的な衰退に突入したと指摘する一方、日本を訪れた中国人は「東京の繁華街では、経済に大きな問題があるとは思えないような賑わいがある」ことに疑問を抱くと主張。日本経済が衰退しているという見方は間違っているのではないかと論じた。

 記事は、日本の主要な経済指標を整理してみると、「世界の人びとが思っているような悲惨な状況ではないことが分かる」と主張し、1つめの経済指標として日本の対外純資産残高を挙げ、日本は25年連続で世界一の債権国であることを指摘した。さらに、16年4月の有効求人倍率が1991年11月以来、24年ぶりの高水準となったことを挙げ、経済が回復基調にあることが見て取れるとした。

 さらに、日本の研究開発力の高さとして、トムソン・ロイターによる「Top 100 グローバル・イノベーター・アワード」では日本企業が世界最多となる40社も選出されたことを挙げ、日本は競争力をまったく失っていないと指摘。

 中国では「日本は失われた20年によって経済が衰退し、革新能力も失った」という報道が多く見られるなか、記事は「中国が日本の衰退を高らかに叫ぶ一方で、日本は技術面における発言権と産業チェーンにおける川上の掌握のために投資を続けている」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)