8〜9歳で迎えるギャングエイジとは?その原因と対策法

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"一次思春期"とも呼ばれるギャングエイジ。小学校の3〜4年生の頃から目立ちはじめ、この時期を境に反抗期にはいってしまう子どもも多いようです。そもそもギャングエイジとは何でしょうか。すでに心当たりがある親御さんや、これからギャングエイジを迎える子どもをもつ親御さんはチェックしておきたいテーマですね。

■ ギャングエイジとは?

ギャングエイジとは、児童心理学の用語で小学生中学年〜高学年の時期に表れる特徴の一つ。それまでは親や先生を大切に思っていた子どもが、8〜9歳頃から友達と集団で行動するようになり、友達を優先するようになる時期をギャングエイジと呼びます。1986年に公開された映画「スタンドバイミー」が良い例です。4人の少年が気の合う仲間と冒険に出る物語ですが、まさしくギャングエイジそのもの。いまいちギャングエイジについてピンとこないという人は、スタンドバイミーを観ればギャングエイジの世界観が把握できると思います。

■ ギャングエイジの特徴

ギャングエイジの特徴として、親に隠し事をするようになったり、反発するようになったりといった態度が目立つようになります。小学校中学年は精神的成長が活発になる時期と言われ、劣等感や孤独感などを抱えやすくなります。それが、イライラやモヤモヤといったストレスにつながり、親にウソをついて誤魔化そうとしたり、反抗してたりといった態度に表れます。そこで頭ごなしに怒ると、「大人にはわからない」と殻にこもり、気の合う仲間と一緒にいる方が楽しいと思うようになります。

つまり、自我が強くなる年頃で、人の意見を受け入れたくない、でも自分の意見を聞いてほしいという自己主張が盛んになることが原因。言うなれば、「子ども扱いするな」という気持ちの表れなのです。はたから見れば"生意気"ですが、子どもにとっては成長するうえで越えなければならない壁なのです。

■ 心の距離を縮める

まずは子どもの声に耳を傾け、ひとまず肯定したあとで注意や意見すると効果的。話を聞きもしないで否定すると子供が自己肯定感や自己愛を失う原因になるおそれがあるので、くれぐれも気をつけたいところです。ただし、人として間違った行いや人を傷つける乱暴な言葉づかいなどした場合には叱ってあげましょう。なぜ、そのような行いや言葉がいけないのか理由を聞かせ、正してあげることが親の役割。

また、ギャングエイジは仲間意識が強くなることで秘密を共有する年頃でもあります。これも、「隠し事はやめなさい」と一方的に叱るのではなく、「最近○○君とはどう?」「どんな遊びが流行っているの?」など、子ども目線になって興味をもっている姿勢を示すことがポイント。そうやって少しずつ心の距離を縮めることで、「仲間(友達)との時間」と「親との時間」、2つのバランスをとろうと努力するようになります。

大人から見ればまだまだ子どもですが、本人は"大人扱い"してほしい時期であることを理解してあげましょう。そして、親として注意するべきときは、毅然とした態度で接し、子どもの気持ちに寄り添ってあげることが大切と言えるでしょう。

(image by amanaimages)
(著&編集:nanapi編集部)