褒めなくてもいい!? 子どもの「自己肯定感」を高めるたった1つのシンプルな方法

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いま、自分のことを好きになれない子どもが増えています。

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テレビや子育て本でこのテーマが取り上げられていると、「子どもの自己肯定感を高めてあげたい」と思いますよね。

でも、どうすれば高められるのかわからないママは多いはず。

『叱るより聞くでうまくいく 子どもの心のコーチング』(KADOKAWA)の著者、和久田ミカさんは「子育て“聞く”が9割でうまくいく」という考えのもと、個別相談や講演・講座などを通して、たくさんのママたちの悩みに答えてきました。

和久田さんによると、子どもの自己肯定感を高めるコミュニケーションのコツは、子どもの「思い」に耳を傾けることなんだとか。

耳の傾け方は、いたってシンプル。心がければ、誰にでもすぐにできるはず。この具体的な方法を、同書の中からピックアップします。

「だって」の奥にある子どもの気持ちを感じよう

まずは、子どもの思いをキャッチすること。

子どもが「だって」と言い出したら、そのあとにつづく言葉に耳を傾けましょう。理由は、そこには子どもの「思い」が、たくさん隠されているからです。

親の立場からすると、「だって」という言葉にムカッとすることもあるかもしれません。

しかし、ママがじっくり耳を傾けてくれたら、子どもの心は安らぎ、うれしさで満たされます。

子どもが「だって」という語を発したら、ママは心を静めてください。そして、「だって」の奥にある子どもの気持ちを一緒に感じてあげましょう。

子どもに言いたいことが伝わらない親のNG行動

ところで、最近の自分自身を振り返ってみて、下記のような傾向があるママは要注意です。

ちょっとしたことで怒鳴ってしまう 責めるような口調で言ってしまう 早口でまくしたててしまう

子どもたちは、はっとして行動を止めたとして、親の言いたいことは伝わっていない可能性があります。

「ママが不機嫌だから」という理由で、そのときは問題行動をやめたとしても、いずれ、どんどん声を張り上げなくてはならなくなってしまいます。

本当に伝えたいことほど、”おだやかに、何度も”がポイント。大人だって、早口で難しい説明をされたら一度ではとても理解できないですよね。

子どもに注意するとき、どうしても不機嫌な声になってしまうというのは、ママの心のSOSかもしれません。

そんなときは周囲にサポートをお願いして、自分の時間をじっくりとれるといいですね。

「ママ、見てて!」と言われても褒めなくてOK

最後は、褒め方について。

子どもの心に響く褒め方をするには、コツがあります。それは、子どもが「ここを認めてほしい」と思っているところを褒めること。

まずは、「ママ、見てて!」という言葉をキャッチすることです。そして、ママは気づいているということを伝えます。

そのとき、「すごい」「えらい」「上手」などの褒め言葉は控えましょう。

なぜなら、これらは評価を表す言葉なので、子どもは「褒められるために行動するようになってしまう可能性があるからです。

子どもが「ママ、見てて!」とママの方を振り返ったとき、「何? どうしたの?」とおだやかに見てくれているママのまなざしこそが、大げさな褒め言葉よりも大切なのです。

この本では、著者が悩めるママに寄り添い、ママの思いも解きほぐしながら、子どもの自己肯定感を高め、「自分で考え行動できる子」を育てるヒント教えてくれます。

自身も母である著者は、ママだって人間だから、感情をコントロールできずに怒ってしまうことがあっても仕方ないと言います。

たくさん怒ってしまった日は、ママを大好きでいてくれる子どもに感謝して、ぎゅっと抱きしめてみましょう。そうすると、無条件の愛を感じた子どもには自己肯定感が育まれ、親子の信頼関係も深まるのだそうです。

0〜6歳までの子育てのための本ではありますが、この本を読みながら子どもとの接し方を振り返ることで、ママ自身の思いにも耳を傾ける機会にもなるかもしれません。