16日、オキシー・レキットベンキーザー社の加湿器消毒剤により韓国で多数の犠牲者が出た問題を受け、ソウル市長が同社の製品を市から追放するとしていたものの、その宣言が実際には守られていないことが判明した。写真はソウル市庁舎。

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2016年8月16日、韓国・YTNによると、オキシー・レキットベンキーザー社の加湿器消毒剤により韓国で多数の犠牲者が出た問題を受け、ソウル市長が同社の製品を市から追放するとしていたものの、その宣言が実際には守られていないことが判明した。

韓国で2000人の被害者と400人余りの犠牲者を出したとされているオキシー社の加湿器消毒剤。今年4月には日本でも報道されるなど大問題となり、韓国では同社製品の不買運動が盛り上がりを見せていた。そうした中、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は「涙を流させた企業に対しては相応の責任を確実に取ってもらうべきだと思う」と述べ、市からの「オキシー製品追放」を宣言していた。その後4カ月にわたり、YTNの取材陣はソウル市の庁舎や関連機関のオキシー製品購買履歴をすべて調査したという。

結論から言えば、市長の宣言はなかったも同然の実態が明らかになった。市の傘下9機関でオキシーの製品が購入し続けられていたのだ。購入回数が最も多かったソウル水研究院では4回にわたり同社の衣料用洗剤を購入、また吉洞生態公園でも洗浄剤5袋が買われていた。他にも、市営の病院や浄水センター、消防署などで同社製品の購入は続いている。原因について機関のある関係者は「清掃員の要請があればその品目を買うことになっている。私はよく分からないので…」と言葉を濁し、「市から指示はなかったのか」と問われた別の機関の職員は「私は見ていないと思う」と話した。

YTNは「市民の関心が薄れる中ひそかにオキシー製品を購入するソウル市のやり方に、加湿器(消毒剤)の被害者たちは2度泣いている」として市を糾弾した。ネットユーザーからも厳しいコメントが多数寄せられている。

「市長は確実にすべて追放すると言ってなかったっけ?どうなってるのか釈明を求める」
「さすが朴元淳、票さえ取れればOK」
「皆さん、ご覧の通り、朴元淳は口だけで政治をする人です」

「こんな未開な人間を市長に選んだソウルの人たちも未開だということ」
「今からでもいいから、市の傘下機関にオキシー製品購入禁止の文書を出してほしい」
「市が指示したところで誰も守らないからどうしようもないさ」
「YTNのビルも大統領府もオキシー製品があふれてるはずだ」

「朴元淳は二重人格だ」
「市長が責任を取って謝罪しろ。今も被害に苦しむ方たちに対して少しでも良心というものがあるなら」
「ソウル市長は口を開けばうそばかり。うそと偽善という言葉がこれほど似合う人はいない」(翻訳・編集/吉金)