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8月15日(現地時間)、Googleは開発言語「Go」が半年ぶりとなるバージョン1.7に更新したことを公式ブログで発表した。バージョン1.7は、IBM z Systems(s390x)上のLinuxで動作し、コンパイラーの改善やコンテキストパッケージの追加、階層テストおよびベンチマークをサポートする。

Goは2009年にGoogleが中心となって開発した開発言語。WindowsやmacOS、LinuxやAndroid上で動作し、クロスコンパイル環境を実現すると同時に、Google App Engine上でも動作する。Goはシンプルや安全性の高さを念頭に置いて設計し、並列処理や動的型付けを容易に記述できるなど、コーディングの楽しさを持つ開発言語だ。また、コンパイル速度に関しても評価が高い。

バージョン1.7のポイントは、コンパイル時間とリンク時間の短縮とコード生成。コンパイラーが使うメモリー量を削減し、バージョン1.5.3と比較すると20〜30パーセントの軽減を実現している。その背景にあるのがコンパイラーのバックエンドとなるSSA(静的単一代入)形式の存在。他のコンパイラと同じく生成時にデッドコードの削除や定数の畳み込み、レジスタ割り付けなど多くの最適化を行うことで、一般的な64ビット環境で5〜35パーセントの高速化を実現した。また、ガベージコレクターの処理速度向上や、標準ライブラリの最適化、バイナリーサイズも20〜30パーセントほど縮小している。

阿久津良和(Cactus)

(阿久津良和)