資生堂は、同社の知見や独自調査により、今後の眉のトレンドや若い女性たちの顔の見た目に対する意識をまとめた。

■根強い人気の“ナチュ太眉”。さらにこの夏は、『眉メークで小顔効果』がトレンドに

東日本大震災を機に、つくり込んだ感じのないナチュラルメークが求められるようになり、ここ数年は眉のスタイルも「ナチュ太眉」がトレンド。今年もその傾向は続くと思われる。しかし今年はワンランクアップして、眉のかたちだけでなく眉メーク(アイブローメーク)で小顔効果を狙うのはいかがだろうか。

女性なら誰もが憧れる小顔だが、同社が行なった調査でも、多くの女性がヘアスタイルで隠すといった比較的消極的な対策をとっている人が多い。しかし、ちょっとしたアイブローメークのテクニックで、小顔を演出することができる。今年の夏は、眉のひと工夫で前向きの小顔対策をすることがトレンドになりそうだ。

ナチュ太眉

■ポイントは骨格にあわせた“光と影”

アイブローメークの基本は、眉頭・眉山・眉尻の3つのポイントをしっかり押さえてから描くこと。顔の骨格は人それぞれによって異なるので、自分の骨格にあった眉のかたちを知ることが大切だ。特に眉の骨格の高さの頂点になる「眉山」のポイントは重要で、眉山の位置を正確に把握して、透明感を演出するハイライトカラーを眉山の上下やTゾーンに入れることで、鼻筋や眉骨に明るい高さが生まれる。さらに、ノーズシャドーやアイブローを使って顔全体に奥行きをもたらすことで、小顔効果が期待できる。

ナチュ太眉

■錯覚のスペシャリストに聞く!“眉と小顔”の関係。眉は、小顔に見える錯覚を起こす大きなポイント

女性なら誰もが憧れる小顔が、目鼻立ちゾーンのメークひとつで可能になる。それが、目の錯覚を狙ったメークテクニックである。目の錯覚のスペシャリストである大阪大学大学院の森川和則教授に、錯覚効果で小顔に見せるメークテクニックについて伺った。

ナチュ太眉

「私たち人間が現実と思っているものは、すべて脳が解釈した結果ですが、解釈に多少のズレが起きることがあります。その代表的な現象が目の錯覚(錯視)です。特に、私たち人間は多数の顔を識別する必要があるため、顔知覚の識別感度が非常に高く、顔の見た目から起きる錯覚は、わずかな違いで印象を大きく変えることがわかっています。また、顔のパーツのなかでも眉は、化粧によって最も劇的に変化させることができるパーツだといえるでしょう。なぜなら目や唇と比較して、眉はメークの自由度が大きく、形・濃さのみならず位置・傾きまでも変化を加えることができるからです。

また、髪やまつ毛と異なり、眉には皮膚や目を保護するという生物学的な機能がありません。眉が人類進化の過程で形成された理由は、顔の表情を豊かにすることと、個人認識(個体識別)を促進するという、2つの視覚的効果にあると考えられます。実際、目を隠すよりも眉を隠すほうが個人認識が難しくなるという実験結果もあるほどです。以上のことから、私は、顔の見た目に及ぼす眉のインパクトは非常に強く、小顔メークにおいても重視すべき大きなポイントだと考えています」

■女性の8割以上が憧れる“小顔”。でも眉で小顔対策は、十分でないことが明らかに!

女性が憧れる、キュッと引き締まった“小顔”。小顔は、美人の条件のひとつとして、定着しています。同社では、20代の女性350名を対象に「小顔に関するアンケート調査」を実施した。

■小顔になりたい女性は84.8%。特に小顔に見せたい季節は“夏”

小顔は女性の憧れと言われているが、どの程度の女性が憧れているのかを調べたところ、84.8%の女性が「小顔になりたい」と回答した。さらに、「顔の大きさが気になる季節」について尋ねたところ、“夏”(80.9%)が2位の“冬”(51.4%)を圧倒的に引き離す結果となった。

ナチュ太眉

■眉が見た目に影響を与えると知りつつ、眉で小顔対策をしている女性はわずか3割

対象者に、メークすることで顔の印象が変わると思うパーツについて聞いたところ、目(91.7%)に次いで、眉(87.4%)の回答が多く、眉は顔の印象を変える重要なパーツと考えている女性が多いことがわかった。しかし、眉の描き方で小顔に見せようとする女性は、わずか3割(32.3%)という結果であった。

ナチュ太眉

【調査概要】
調査対象:全国主要都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)に居住する20代女性 計350名
*各都市50サンプルずつ均等割付
調査期間:2016年5月6日(金)〜5月8日(日)
調査方法:インターネット調査

文/編集部