中国の自動車市場にはさまざまなデマが存在する。日系車に対するデマとしては「鋼板が薄く、安全性に劣る」といったものや、「日系車の燃費が良いのは車重が軽いためであり、車重が軽いのは、手抜きをしているため」といったものが挙げられる。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の自動車市場にはさまざまなデマが存在する。日系車に対するデマとしては「鋼板が薄く、安全性に劣る」といったものや、「日系車の燃費が良いのは車重が軽いためであり、車重が軽いのは、手抜きをしているため」といったものが挙げられる。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日系車の販売が中国で好調であることについて、「安全性に劣るという話がデマであることが広く知られるようになった」ためと指摘しつつ、今度は「米国車の燃費が悪いという噂について検証すべきではないか」と論じた。

 記事はまず、燃費性能が良いことは日系車について広く知られる強みの1つであるとしたうえで、「日本は国土が小さく、天然資源がない国」であり、エネルギーの大半を輸入に依存している国だと指摘。こうした外部環境が日本人に「節約」という意識を刷り込ませ、自動車においても「軽自動車」や「エコカー」といった燃費性能の良い車が日本で発達したのだと論じた。

 一方、米国については世界の超大国の1つであり、世界のエネルギーの支配権を持つ国であるため、「これまでエネルギーの調達に困ったことはない」と指摘、エネルギーを安く調達できる米国だからこそ大排気量の自動車が発展したのだと論じた。

 だが、現代における米国車については「必ずしも大排気量で燃費が悪いというイメージは当てはまらない」としたうえで、地球温暖化などを背景に米国でも環境保護意識が高まり、米国の自動車メーカーも低燃費性能を重視するようになったとし、もはや燃費が悪いというイメージは完全に過去のものになりつつあると指摘した。

 日系車も中国では「安全性に劣る」などといったデマが広まったが、記事も指摘しているとおり、近年はメディアが正しい情報を報じるケースが増えているためか、解消しつつあるように見受けられる。米国車も日系車のようにデマや固定観念によって販売が影響を受けていることが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)