マツコ番組の影響でブーイング再燃?

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 名古屋といえば日本三大都市の一つだが、東京と大阪に挟まれて、「上から目線」、「ダサい」、「ケチ」、そして「何かイラっとする」などと、日本中から散々な言われようだ。

 この「名古屋ブーイング」のルーツは、「タモリ」にある。1980年代にタモリがテレビやラジオを通じ、「東京と大阪に挟まれて独特のコンプレックスがある」、「エビフライをエビフリャーと呼んで好んで食べる」、「名古屋弁はみゃーみゃーと響きが汚い」などと揶揄したことから、負のイメージが定着したと言われている。

 最近、マツコ・デラックスが司会の人気バラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で「名古屋人よそ者には厳しい問題」など数々の「名古屋問題」が取り上げられたことで、ブーイングが再燃した。

 よく指摘されるのが、今ベストセラーになっている『京都ぎらい』(朝日新書)と同じく、“よそ者”を過度に嫌う風潮だ。「お高く止まって、すぐに見下してくる」(岐阜県民)「すぐに出身地を聞いてくる」(東京都民)など、全国津々浦々で不満が噴出している。

 これらを単なる“偏見”とは片付けられない。実際、ニッセイ基礎研の『魅力のない街・二度と再訪したくない街』(2000年)というアンケートでは、名古屋は堂々の1位に輝いているのだから。

 愛知県岡崎市出身のお笑い芸人キャイ〜ン・天野ひろゆき氏も名古屋人の「階級意識」を実感する。

「ぼくが名古屋の人の前で“名古屋出身です”というと、“お前は岡崎だろ”と必ず突っ込まれる。東京在住の芸能人が“同郷で集まろう”と企画すると呼ばれるのは名古屋出身者が多くて、僕ら市外の出身者は肩身が狭い(苦笑)」

※週刊ポスト2016年8月19・26日号