夏限定。看板のない老舗和菓子屋の人気メニュー、シャリシャリ&もっちりな「氷ぜんざい」

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大阪・北浜にある「菊寿堂義信(きくじゅどうよしのぶ)」は、江戸時代末期創業された老舗の和菓子屋。こちらの和菓子は昔ながらの製法と材料を一切変えずに作り続けられています。そんな伝統の味を守る名店で、ひんやりスイーツを体験してみませんか?

知る人ぞ知る老舗の和菓子屋さん

大阪・キタのオフィス街の中心にある地下鉄北浜駅から5分ほど歩いたところに、風情ある古い町家がります。のれんも看板も掲げておらず、普通の町家と見間違ってしまいそうな一軒家が、1830年創業の和菓子屋「菊寿堂義信」です。

こじんまりとした店内には机と椅子、そして江戸時代からある「菊寿堂義信」の歴史を綴った掛け軸などがシンプルに飾られていています。粛然とした茶室のような空間は情緒たっぷりですよ。

素材の味をシンプルに楽しむことができる和菓子たち

17代目となる久保昌也さんは幼い時からお店の手伝いをし、和菓子と共に毎日を過ごしてきたほど、和菓子と隣り合わせの生活だったのだそう。そんな幼い頃から本格的な和菓子の味を知る久保さんは今もなお、製法や材料を一切変えずに伝統的な和の味を守り続けています。

こちらでは季節の銘菓が毎月10種類ほど用意されていて、夏季シーズンは葛や琥珀を使った清涼感たっぷりのお菓子が楽しめます。なかでも、名物である「高麗餅」(5個入700円)は一年中食べることができ、これを目当てに遠方から訪れる人もたくさんいるのだそう。

「高麗餅」は餡と馴染みやすい求肥餅を、それぞれ違う種類の餡で包んでいます。餡の種類は丹波の大納言を使った食べごたえのある「粒あん」や岡山の備中白小豆を使用したさらっと食べやすい「白あん」、手亡豆の白あんを芳ばしい白胡麻でたっぷり包んだ「白胡麻あん」など、こだわりの素材で作られた餡はぜんぶで5種類。どの餡も甘さ控えめで素材のそのものの味がダイレクトに伝わってくる、和菓子好きにはたまらない一品です。

ひんやりスイーツも食べられます

店内でのみ食べられる「氷ぜんざい」(700円)も人気です。こちらはこしあんと氷を泡立て機で混ぜ、程よい歯ごたえが特徴の求肥餅を乗せた夏のぜんざい。暑い季節にもあんを楽しんでもらいたいと15代目の久保義一さんが考案した夏の一品です。

こしあんの爽やかな甘みが氷に溶けて、今までに食べたことのない味わい。ぜひ、昔から愛される夏の味を楽しみに足を運んでみてくださいね。

看板メニューの「高麗餅」に限らず、どのお菓子もなくなり次第終了ということもあり、早い時には昼過ぎに完売してしまうので、お目当てのお菓子は事前に予約してくださいね。

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