ダイエット中の肌荒れ、3つの原因とその対策

ダイエットをして、髪にハリがなくなったり、肌荒れを起こしてしまったという経験はありませんか? どうしてダイエットをしていると髪や肌に影響するのでしょうか?
今回は、ダイエット中の肌荒れなどについて、医師に詳しい話を聞いてきました。
原因1:栄養面
カロリー制限をしていて、口にする食べ物が減り、体が必要とする栄養素が食事で十分まかなえない場合に、その栄養素を体内の組織にあるものから使用しようとする、ということがあります。
そのため、ダイエット食で不足することの多い、ビタミン類やたんぱく質などが髪や肌から奪われ、髪はハリやツヤが失われてパサパサしたり、肌がガサガサしてしまったりするものと考えられます。
【食事での改善方法】
・フルーツや野菜を多めにとる
カットフルーツや野菜スティックなどはカロリーも低く、ビタミンも多くの種類を取れるので、肌のためにも好ましいと考えられます。
・タンパク質の補給
例えば白身の魚(タラなど)や皮を含まない鶏肉などは利用しやすく、またカロリーも控えめですのでオススメです。
・炭水化物をきちんととる
炭水化物を極端に制限するようなダイエットは、リバウンドがする可能性も高くなります。
ただし、炭水化物を徹底的に排除するのはやめて、ある程度はとるよう心がけましょう。
原因2:便秘
ダイエット中の肌に影響を与える要素として、食事量の減少による便秘が考えられます。
便が長い間体内に貯留すると、有害物質も体内に長くとどまることになり、その成分が肌にも悪影響を与えます。
これを防ぐために、腸内細菌環境を整え、便秘を改善する働きのあるヨーグルトなどをとったり、軽い運動を取り入れるなども有効な方法です。
原因3:ストレス
ダイエット中にかかる精神的なストレスの問題も肌に影響します。思うように食べられない状態は、やはりだれにとってもストレスのたまるものです。
それ以外に空腹で眠れなくなったり、生活が不規則になることも大きなストレスとなります。
ダイエット中、自分なりにガス抜きする方法、ストレス解消法をいくつか見つけておくことも大切ですね。
医師からのアドバイス
ダイエットをして、せっかくボディラインはすっきりしても、肌はカサカサ、髪はパサパサでは、すっかりやつれただけ、というイメージにもなりかねません。
体の内部や肌の状態にも十分気を配りながら、美しくダイエットしたいですね。
(監修:Doctors Me 医師)