“絶対に脱がない美女広報チーム”のふたり 左/リズさん 右/杉沢志乃さん 

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日本列島を酷暑が襲い、全国各地が夏の暑さに悲鳴をあげている。そんなクソ熱い夏によく売れる御三家をご存知だろうか? 

定番のアイス、ビール…そしてなんと、「ナンパAV」なのだ。

素人ナンパAVの元祖で、かつ現役の売れ筋作品を出し続けているのは、なんといっても制作メーカーの「桃太郎映像出版」だ。同社の「素人ナンパ GET!!」シリーズは1998年に発売開始。2016年の今日に至るまで、18年もナンパもの作品を発表し続けている。

特筆すべきは、2004年に結成された男優の阿川陽志さんとDUKE(デューク)監督によるナンパ・タッグだ。ふたりのコンビによって生まれた作品が、12年間もヒットを出し続けているのだ。ナンパものが激減したAV業界の中で、不動の売れ筋の座を今なお保ち、代表作となっている。

そんなGET!!シリーズだが、毎年6月〜8月の夏シーズンには、他の月の売り上げの3倍も売れるのだという。そこで、8月7日にも182作目(!)の最新作「素人ナンパGET!! No.182 京都ナンパ炎上編」が出たばかり。

実は、桃太郎映像出版には“絶対に脱がない美女広報チーム”がいることでも有名だ。そこで前回、同チームより杉沢志乃さんとリズさんに「素人男もマネできるナンパのコツ」を伺った(参照記事「18年間売れ続ける「ナンパAV」美女広報が伝授する“ナンパのコツ”とは?」)その後編!

―GET!!では、阿川さんとDUKE監督と、男性同士もお互いにうまく会話を掛け合いながら女のコの緊張をほぐしていきますよね。

杉沢 コンビでナンパするなら見た目や性格が違う同士だといいと思います。阿川さんのちょっと軟派で明るい雰囲気とDUKE監督の硬派でスマートな感じがいい組み合わせなんです。阿川さんのノリが良すぎて、少し引いてしまうようなコでも、DUKE監督の落ち着いた雰囲気を見て「やっぱアリかな」って感じることはあると思う。ふたりとも「見た目の清潔感」だけは一致してますけどね。

リズ 阿川さんはジョークを交えた会話の運び方が上手いんですよ。女子を不快にさせない、流れるような“言葉のマジック”があります。一方的にまくし立てるわけでもなくて、ちゃんと女性の表情や反応を見ながら、笑わせたり見た目を褒(ほ)めたりして楽しく脱がせていくんですよ。

―編集では女のコが流れるように心と体を開いていきますけど…。

杉沢 尺の都合で大幅にカットされているんですが、実際はとにかく対話にものすごく時間をかけるんだそうです。沈黙してる時間もかなり多いんだとか。DVDだと、うまくシーンをつないでつないで、機関銃のように会話をしていたり、スムーズな流れになってますけどね。

リズ とある回では、話の途中で女のコが友達からの電話を受けて、そのまま40分くらい帰ってこなかったんですって。「もう交渉は終わりかなぁ」と思いきや、しっかり戻ってきてくれて。また撮る撮らない、脱ぐ脱がないのやりとりがスタートしたらしい(笑)。

―ちなみに、ナンパ隊はどんな女性でも口説くんですか? 

杉沢 「私は霊感が強い」とか言い出すコはお断りしてるそうです(笑)。そういう女性に限って、割となんでもノリノリでエッチなことをやってくれることが多くて。でもそこは監督の嗅覚が働いて、撮影を止めてお帰りいただくこともあるそうです。

リズ 私が聞いたことがあるのは、女子大生の下着を脱がせたらビックリするくらいの異臭で、やっぱりこちらからお断りしたという話…。あまりにもヒドいニオイはクラミジアとか性感染症の場合がありますからね。女のコは自分では気づきにくいと思う。

―俗に言う「マン臭事変」ですね…(恐怖)。GET!!では、単体女優や人気企画女優のような「いわゆる美人」だけが出てくるわけじゃないですよね。ところがそんな平凡なコたちがハダカになると、どんどんキレイになってエロさが爆発する。それに驚きました。

杉沢 やっぱりスタジオで撮影するドラマものとは、全く別の世界がありますね。ドラマにありがちな、カメラに向かって不自然な姿勢を取るわけでもないですし。脱がされていく女のコは阿川さんのことがどんどん好きになっていってるように見えますよね。丁寧にキスをされて「かわいい」「上手い」「エロい」って、何をやっても褒めてくれますからね。

リズ 「ナンパで始まるエロ」って、女のコの心理的な壁がとにかく高いと思うんです。作品では監督が編集で大幅にカットしているんですけど、やっぱり焦って“2段飛ばし”をしたら絶対にいけないんですよ。とにかく時間をかけて、1段ずつ、相手に近づいていく。コミュニケーションをとりながら心をほぐしていくと、いつのまにか股間までほぐれていて…。

―GET!!って、出てる女のコが楽しそうなシーンが多いですよね。阿川さんとの距離が、それこそ魔法のようにどんどん縮んでいって、気がつくと脱いでいるという。

杉沢 女性がイヤがることをするのは、阿川さん&DUKE監督のコンセプトに反しますから。ふたりは「ナンパはお互いが楽しくあるべき!」という点を重要視する。女性が不信感を持ったら、すぐに引く。無理や強要は出てきません。よく“逃げ切りナンパ”もあると思うんですよ。終わったら切り捨てるような人とか、ただヤレばいいとか。でも、このコンビは「また会えたらいいね」という雰囲気をとても大事にしています。

リズ 2004年からのふたりのコンビにずっと変わらずにあるのは「一期一会」という姿勢ですね。女性に気持ちよく関わってもらうことを大事にしているので、1作品を撮るのに最低でも4ヵ月はかけているんです。ナンパが完全に空振りで1日終わることも多いので、本当に長期的なスパンで撮っています。すごくエロい姿が撮影できても、作品に収めるのは絶対にNGというコもいますしね。

―12年の実績の中で、ナンパが成功しやすい街や女のコの特徴はあるんでしょうか?

杉沢 残念ながら「ココがつかまりやすい」という街は特にないそうです。監督が言う分には「スカートを履いている女性のほうが成功率がやや高め」…らしいですけど。

リズ GET!!でいうと、女性の見た目と中身が違うことって本当によくあるんですよね。ものすごく清楚な雰囲気で、ようやく下着をおろしてみたらすごく濡れていて、カメラに映るくらいの太い糸をひいてるとか。だから12年という蓄積があっても、ナンパに成功しやすい女性ってほとんど類型化できないそうです。

杉沢 例えば「スニーカーのコは地味そうだからうまくいかない」とか、そういうことでもない。声をかけるか悩む前に、声をかけてみるのがコツでしょうね。

―阿川さんもDUKE監督も、収録の中でとにかく明るく会話をしていて、女性と出会うのが大好きなんだな、というのは伝わりますよね。

杉沢 好きじゃないと、声かけが事務的な作業になって、作品が生き生きしてこないと思います。12年も撮り続けられて、ファンの方の支持をいただいているのは、ふたりとも女性に自分たちを合わせるのが苦じゃないんですよ。

リズ GET!!は、ナンパ初心者の皆さんは男っぷりをあげるために見てほしいです(笑)。阿川さんの対話能力や女性を気持ちよくさせる小ワザを盗み見るといいと思います。実戦にもきっと役に立つと思いますよ。

―オトナの夏の自由研究課題をいただきましたね(笑)。ありがとうございました!!

(文/赤谷まりえ 撮影/石川真魚)