世界文化遺産に登録決定!国立西洋美術館の魅力とは?

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美術館といえば上野!国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されることはご存知でしょうか。そこで、毎回魅力的な企画を行い、多くの人を集める人気の美術館の歴史や見どころに迫ってみたいと思います。

■ 世界文化遺産に登録される

2016年7月17日、トルコで開かれたユネスコ世界遺産委員会において、上野の国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されることが決定しました。直線的でとてもシンプルな外観ながら、上野の森の中にあって存在感を強く感じさせる国立西洋美術館。この建物はスイス人の建築家ル・コルビュジエが設計を手掛けた建築物です。

■ コルビュジエ設計の建物は、なんと日本には一つだけ!

建築物やデザインが好きな人ならだれもが知っている超有名建築家のコルビュジエですが、彼が手掛けた建築物は日本では国立西洋美術館だけしかありません。コルビジュエが設計した建築物は他にも多く世界文化遺産に登録されていますが、その多くはフランスに。コルビジュエの建築物を見たい、と思ってもなかなかフランスへ行けません。私たちは上野に行くのがもっとも手っ取り早いのです。

◎ 昭和34年完成!20世紀の重要建築物

国立西洋美術館が完成したのは昭和34年。フランスとの国交回復の象徴として建てられました。実は国立西洋美術館は過去に2度世界文化遺産への申請をしていますが、2回とも見送られた経緯があります。しかし今回は「人類の創造的才能を表す傑作であり、20世紀における世界中の建築に大きな影響を与えた」という理由で見事世界文化遺産に登録されたのです。

■ ここが見どころ!国立西洋美術館

トップライトと呼ばれるホールの天井部分に設けらえた三角形の明り取りの窓や、ゆるやかなスロープ、館内の空間に整然と並ぶ柱などに注目してください。いずれもコルビジュエの建築物ではよく見られるデザインです。また、高い天井と低い天井を組み合わせ空間に変化がついていたり、吹き抜け部分にバルコニーがあったりと、上を見ながら歩くと空間の変化を感じられます。

■ 国立西洋美術館のチェックポイント

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◎ まずは外観をチェック

2階部分が張り出して1階部分の柱が支えています。雨が降っても1階のテラスは濡れないこの作りはピロティと呼ばれています。

◎ 窓が大きくて明るい

上野の森が窓の外に見えます。都会にいることを忘れてしまいそうですね。

◎ 上下の空間に注目!

上を見上げるのを忘れずに。天井から入る太陽の光が眩しい空間です。

◎ 遠景も楽しむ

少し離れた場所から全体を眺めて、空間の広がりや変化を楽しんでください。

◎ 絵画を鑑賞しながら、建物も味わう

絵画の展示スペースにも、コルビジュエ建築の特徴である吹き抜けがあります。

◎ 空間が作り出す陰影を堪能する

窓から入る太陽光と照明の灯りの違いを目で、肌で感じましょう。

◎ 外壁にも注目

外壁の細かい模様。このファサードもコルビジュエの建築物の特徴です。

◎ 庭園には数多くの彫刻が

建物の中はもちろん、庭もゆっくり歩いてみてください。

◎ 夜の美術館もすてき!

暗闇の中に灯りが漏れて幻想的な雰囲気。デートにもおすすめです。

■ 展示だけでなく建物自体も!

館内の展示だけでなく、建物自体も魅力的な上野の国立西洋美術館。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(image by amanaimages)
(著:nanapiユーザー・バジル太郎 編集:nanapi編集部)