農林水産省によれば、2015年における日本の食料自給率はカロリーベースで39%にとどまり、残りは輸入に頼っているのが現状だ。人間は食べ物を食べずして生きることはできず、食べ物を作る農業は人間にとって欠かすことのできない産業だが、現在の日本では農業の後継者不足が問題となっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 農林水産省によれば、2015年における日本の食料自給率はカロリーベースで39%にとどまり、残りは輸入に頼っているのが現状だ。人間は食べ物を食べずして生きることはできず、食べ物を作る農業は人間にとって欠かすことのできない産業だが、現在の日本では農業の後継者不足が問題となっている。

 中国メディアの外匯通はこのほど、日本と中国の農村の状況を比較する記事を掲載し、農業従事者を取り巻く環境は日中で圧倒的な差があることを指摘している。

 記事は、日本の農家の平均年収は都市部で生活しているホワイトカラーの人びとに匹敵するほど高いと指摘し、中国のように「農民=貧困」という図式が日本では成立しないことに驚きを示した。さらに、日本では農業従事者の数が年々減少しているとしながらも、日本政府は農業を強力に支援していると指摘し、「日本では農業に携わるうえでの負担は中国より小さいのだ」と論じた。

 さらに、日本の農業従事者たちは都市部に生活する人と基本的に同じ福祉サービスを享受でき、同じ教育を受けることができる点は中国と違うと指摘。中国では農村戸籍と都市戸籍の違いがあり、教育や福祉、就職の機会は平等ではなく、農村に生まれるだけで人生にさまざまな制約が生じてしまうのが現実なのだ。

 日本も中国も農村部では「過疎」と「高齢化」という問題を抱えている。日本の農業も後継者不足など数々の問題を抱えているが、それでも中国の農業や農家に比べればまだ良いほうなのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)