中国では「大媽(ダーマー)」と呼ばれる年配の女性たちが広場で大音量を流して「集団でダンス」をすることが流行している。日本ではなかなか見られない光景であり、ある意味で圧巻だ。(イメージ写真提供:(C)羅宏志/123RF.COM)

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 中国では「大媽(ダーマー)」と呼ばれる年配の女性たちが広場で大音量を流して「集団でダンス」をすることが流行している。日本ではなかなか見られない光景であり、ある意味で圧巻だ。

 中国メディアの羊城晩報はこのほど、日本の年配の女性たちは中国の女性たちと違って「広場で集団ダンスは踊らない」と伝え、日本人は大媽たちによるダンスを見ると驚いてしまうと紹介した。

 記事は、中国の大媽たちが広場でダンスを踊るのは「生活水準があがり、生活を楽しんでいる」ためであるとの見方を示しつつ、日本は年金制度の不備によって年金支給開始年齢の引き上げが行われたことを紹介。一部では退職から年金の支給開始まで空白期間が生じるケースがあると指摘し、日本の女性たちは空白期間を埋めるために働かなくてはならず、広場で踊っている場合ではないのだと論じた。

 さらに、日本では退職の年齢を迎えた年配の女性たちは、豊富な仕事の経験があるうえに低賃金でも不満を言わないことからサービス業で重宝される存在であると指摘する一方、年金の支給開始までの空白期間を埋めるために働かざるを得ないのが現実であり、「中国の女性たちのように踊る時間も体力もないのだ」と主張した。

 中国でなぜ大媽たちの集団ダンスが流行しているのかは定かではないが、集合住宅近くで大音量の音楽をかけるなどで、住民とトラブルが続発しているのも事実だ。日本人の女性でもダンスを趣味にしている人は大勢いるであろうが、中国のように公衆の面前で大音量の音楽で踊るというのは日本では考えられず、「広場で踊らない」理由を「生活のために働かなくてはならないため」と結論付けるのは間違った見方だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)羅宏志/123RF.COM)