写真提供:マイナビニュース

写真拡大

明治安田厚生事業団 体力医学研究所はこのほど、就寝前のストレッチが女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することを明らかにした。

更年期の女性の中には、顔がほてる、眠れない、疲れやすいといった「更年期症状」を経験する者が多く見られる。また、更年期女性の約25%が抑うつ状態になるという調査結果も出ている。

同研究は、体力医学研究所の甲斐主任研究員らの研究グループが平均年齢51歳の働く女性40名を対象に実施したもの。対象者を「ストレッチ群」(20名)と「比較群」(20名)に無作為に割りつけ、ストレッチ群は3週間、毎日寝る直前に10分間のヨガの動きを取り入れたストレッチを行った。一方、比較群はストレッチは行わず通常の生活を送ってもらったという。

その結果、ストレッチ群の更年期症状と抑うつ度の平均値は、正常レベルまで軽減。更年期症状と抑うつ度の改善が実証されたという。更年期症状の評価に使用した「簡易更年期指数」は、ストレッチにより、全症状の点数が改善した。

甲斐主任研究員によると、更年期症状は女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって自律神経のバランスが乱れることで生じるという。これまでも、ストレッチは交感神経の働きを抑え、副交感神経が活性化することが報告されていた。就寝前のストレッチで寝つきが良くなることもわかっており、これらの影響が「更年期症状」と「抑うつ」の改善につながったのでは、と分析している。

また、今回は仕事で忙しい毎日を送る女性を対象に研究を行っている。ストレッチ群は平均で1週間に5.4日はストレッチを実施した。寝る前の10分でできるストレッチは忙しい女性でも実施しやすく、働く女性の健康支援策の一つの手段として活用されることが期待できるという。

(フォルサ)