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「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」はこのほど、「夏から秋の不調」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は6月24日〜30日、20〜50代の男女614名を対象にインターネットで実施したもの。

秋に不調を感じたことがあるか尋ねたところ、女性の50.8%が「ある」と回答した。また、秋に不調を感じた人のうち、約9割が夏から継続して不調を抱えていると答えている。

麻布ミューズクリニック名誉院長の渡邉賀子医師によると、秋になっても、夏の影響で身体のだるさや疲労、食欲不振など不調を抱えている状態を「秋バテ」と呼ぶという。秋バテの要因は主に、「高温多湿」「紫外線」「冷房冷え」「内臓冷え」「寒暖差」の5つであるとのこと。

特に、冷房や冷たい飲み物による「冷え」と寒暖差は、身体温度調整をつかさどる自律神経バランスを崩し、疲弊させてしまうという。同調査でも、冷房設定温度が「26℃以上」の場合は44.9%、「21〜25℃」の場合は52.1%、「16〜20℃」の場合は60.9%が「秋に不調あり」と回答しており、冷房設定温度が低いほど、不調を感じる人が多いことがわかった。

渡邉医師によると、人の身体がすぐに対応できる気温差は約7℃で、これ以上の気温差があると自律神経に負担がかかるという。身体の冷えを防ぎ自律神経を鍛えることが、秋バテ予防に有効であるとのこと。

また、今夏は猛暑であることから、暑さをしのぐための強い冷房設定や、冷たい飲み物の摂取量増加が予想され、秋バテリスクが増大すると考えられる。また、リオ五輪観戦による睡眠不足、目の疲れや首・肩こりなどを感じる人が増えることも予想できるという。

「秋バテになりやすいかは、生活習慣でチェックできます」と渡邉医師。次の9個の項目において3個以上当てはまると、秋バテになるリスクが高くなるという。

項目は、「1.冷房が効いている部屋は快適に感じる」「2.冷たい飲み物が好き」「3.夏の入浴はシャワーだけの場合が多い」「4.夏は素足でいることが多い」「5.紫外線対策を怠りがち」「6.普段過ごす部屋(家または職場)の冷房温度は25℃以下」「7.夏は冷やした果物をよく食べる」「8.胃腸が弱い方だ」「9.暑さ、寒さに弱い」。

特に1〜5に当てはまる場合は、「燃え尽き型秋バテ」になる可能性が高く、このタイプは夏場に自覚症状がないことから対策が遅れがちになるため、より注意が必要とのこと。

渡邉医師は、秋バテ予防のために夏から実施できる方法として、自律神経を鍛えることを挙げている。「38〜40℃のぬるめの炭酸入浴」を一定期間継続すると、体温、血圧、心拍数が穏やかに変化し、自律神経トレーニングになるとのこと。

また、目元を温めることは、簡単で手軽にできる上、高いリラックス効果が期待できる方法であるという。40℃程度の蒸気で約10分目元を温めると、リラックスして副交換神経が優位になるとのこと。蒸しタオル使用前後の指先温度変化を見ると、指先などの末梢(まっしょう)の欠陥が拡張し、血のめぐりがよくなっている。

そのほか、冷たい飲食物で胃腸を冷やしすぎないことも大切だという。オフィスや電車など自身で温度調節ができない場合は、ストールを活用するなどして、冷えを予防することも有効とのこと。

(フォルサ)