白髪になる理由と予防方法を専門家に聞いてみた!

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ふと髪の毛に白髪が混じっていて、驚いたことはないだろうか。まさか20代で白髪が生えてくるとは思わず、悩んでいる人も多いかもしれない。白髪というと「遺伝」「老い」というイメージが強いが、実際のところ白髪はどうして生えてくるのだろう? 今回は毛髪診断士の齊藤あきさんに白髪が生えてくるメカニズムと、白髪を予防する方法を教えていただいた。

■どうして白髪は生えてくるの?

まず、白髪はなぜ生えてくるのだろうか? やはり、遺伝や老化による作用が大きいのだろうか?

「10代〜20代などの若白髪は、遺伝が関係している場合がありますが、30代以降に徐々にできる白髪は、加齢による頭皮や髪の老化が原因です。髪に黒く色付けする色素細胞(メラノサイト)の機能が低下し、メラニン色素を作ることができなくなるため白髪になります。また、メラニン色素を作る際に欠かせないのが、酵素チロシナーゼです。この酵素チラシナーゼも年齢と共に減少するため、白髪が増えやすくなります」(齊藤さん)

10代という若さで白髪交じりの人も少なくないが、その原因はやはり遺伝と関係があるようである。また、年齢を重ねた白髪は加齢による原因とのことで、いずれも私たちが一般的に想像する原因による作用とみて、間違いないようだ。

■遺伝、加齢以外の白髪になる原因って?

しかし、白髪の原因は何も遺伝、加齢によるものだけではないそうだ。

「白髪の原因には食事や生活習慣も大きく関係しています。私たちが普段口にしているものが、血液となり髪の栄養源となっています。偏った食事や、血行不良は髪に栄養が届きにくくなりメラノサイトの機能も低下します。血行不良の原因には、睡眠不足やストレスも関係しています。自律神経が乱れ、血管が収縮されるため血流が悪くなります。また、長時間のパソコンやデスクワークもよくありません」(齊藤さん)

もしかしたら20代の若白髪の原因は、食事や生活習慣による作用が大きいのかもしれない。髪の毛も体の一部であるため、普段口にするものが栄養源となるのも納得である。

「そのほか、紫外線やカラーリングも頭皮へダメージが、白髪が増える原因となります。白髪が増えた時は、食事や生活習慣、日々の頭皮ケアも見直してみましょう」(齊藤さん)

紫外線というと、日焼けや肌のシミを気にする人も多いのでは? この時期は紫外線が強い。肌だけではなく、頭皮へのダメージにも要注意だ。

■白髪を改善する頭皮ケア

では、肝心の白髪の予防法についてはいかがだろうか?

「白髪を予防することは可能です。白髪もきちんとケアすると黒髪に戻る場合があります。髪の老化は頭皮の老化です。頭皮をきちんとケアして、髪に栄養を与えるようにしましょう。頭皮ケアのポイントは、毛穴の皮脂詰まりをきちんと取り除き、栄養を与え、血流を良くすることです。毛穴に皮脂や汚れが詰まっていると、育毛剤などで栄養を与えても浸透されません」(齊藤さん)

なるほど、まずは白髪の原因を改善することが近道のようだ。さらに齊藤さんが、頭皮ケアについてワンポイント、アドバイスをしてくれた。

「週に2〜3回は、シャンプー前のオイルケアを取り入れると良いでしょう。シャンプー前の乾いた頭皮に、頭皮専用オイルや化粧品用の植物オイルをなじませるだけの簡単ケアです。毛穴に詰まった皮脂や汚れをキレイに取り除くことができます。頭皮の土台をきちんと整えてから育毛剤を使用すると効果が高まります。自分でお手入れが面倒な場合は、ヘッドスパでプロに任せるのも良いでしょう。自分の頭皮の状態を確認するためにも、マイクロスコープなどで頭皮ケアチェックもできるサロンがおすすめです。夏場はUVスプレーや日傘などで、紫外線対策もきちんと行うようにしましょう」(齊藤さん)