夏はイベントや外出の機会も増えて楽しい反面、猛烈な暑さから体の不調を感じる夏バテに気をつけたいもの。実は、お肌も夏バテを起こしてしまうことをご存知ですか? 「冷房の効いた室内にいるから大丈夫!」なんて油断していると、いつの間にか肌も大きなダメージを受けているかもしれません。

冷房環境に6時間以上身を置く女性9割が肌冷え、肌の不調を実感!

株式会社decenciaが30〜40代の女性257名を対象に、夏の肌についての意識調査を実施。夏場に、毎日6時間以上冷房にあたっている女性の90%に「肌の冷え」の自覚があることが明らかになりました。また、そのうちの98%が「肌の不調」を実感、特に「日焼け」や「乾燥」を感じていることも判明。

「肌の夏バテ」とは、冷房の効いた環境に長くいることで、体だけでなく肌でも「冷え」と「乾燥」が進み、角層内がインナードライ状態になってしまうこと。
この「肌の夏バテ」は目に見える不調だけではありません。肌が冷えると、普段使っている化粧品の美容効果が低下したり、バリア機能の低下が原因で肌がダメージを受けやすくなります。乾燥とは無縁そうな夏ですが、そんな中でも肌の内部は乾燥する状態が発生しているのです。

「肌の夏バテ」、化粧品の美容効果が効きにくくなり、肌のバリア機能も低下!

夏場の「冷え」や「乾燥」は、肌に大きなダメージを与えることがわかりましたね。そこで、すぐにできる対策をご紹介します。

“肌の夏バテ”すぐにできる対策4つ

■肌が喜ぶお手入れを意識
手を温めてから、ハンドプレスを行なうことで美容成分の浸透率をアップさせましょう。優しく手で顔を覆うことによって高いリラックス効果も期待できます。

■体の内側から「温め」を意識
温かい食材やサプリメントを併用して、体を芯から温めていきましょう。冷たい飲み物ばかりでなく、“冷え”を少しでも感じたら“温め”を意識するように。

■冷房の風量設定を意識
冷房の強い環境ではあっという間に肌が乾燥し、角層内部が乾燥するインナードライ肌に。できるだけ風量や風速は調節し、体に直接冷房があたらないように注意しましょう。

■体の内から外から水分補給を意識
乾燥が気になる場合は夏でも保湿を! 汗をかいたからといって、タオルで強くこすったり、何度も洗ったりすると肌荒れの原因に。水分補給をこまめにおこない、肌が乾燥している場合は夏でも保湿力のある化粧品を使用しましょう。

夏の肌荒れが気になっていた人は、「肌の夏バテ」かもしれません。日頃の習慣やケアを見直してみましょう。日焼けばかりを気にしがちな夏ですが、“冷え”対策でダメージを最小限に防ぎましょう。

【参考】※ 株式会社decencia