希土類(レアアース)はハイテク製品に必要不可欠な物質だ。トウ小平がかつて「中東に石油があるように、中国にはレアアースがある」と述べたとおり、中国はレアアースを戦略上重要な資源として認識してきた。(イメージ写真提供:123RF)

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 希土類(レアアース)はハイテク製品に必要不可欠な物質だ。臂平がかつて「中東に石油があるように、中国にはレアアースがある」と述べたとおり、中国はレアアースを戦略上重要な資源として認識してきた。

 中国は世界最大のレアアース生産国であり、日本も中国から大量のレアアースを調達している。中国には貴重なレアアースをなぜ日本に売るのかと憤りの声をあげるネットユーザーがいるのだが、中国メディアの新浪はこのほど、中国が貴重なレアアースを日本に売る理由を紹介している。

 記事はまず、レアアースの重要性について「ほかの物質では代替ができないほど光学特性や磁気特性に優れる」と指摘、だからこそレアアースは現代において重要な物質なのだと紹介し、電子工学や原子力産業、軍事など先端産業ほどレアアースが使われていると紹介した。

 続けて、日本にとってもレアアースは重要な資源であり、日本は中国から大量のレアアースを輸入していると紹介。「これは中国にとって日本を服従させる機会にも映る」と主張する一方、2010年に中国は実際にこの手を使用したと紹介。だが、中国がレアアースの輸出を制限すると、日本企業はすぐに技術開発によってレアアースの使用量を低下させ、調達先の開拓などの対策を講じたと紹介し、逆に中国のレアアース関連企業は巨額の損失を被り、多くの工場が生産停止に追い込まれたのが現実だと論じた。

 記事は、日本がレアアース調達において中国依存からの完全な脱却ができないように、中国も日本に対して長期的な禁輸は不可能だと指摘。なぜなら日本が中国からレアアースを輸入して生産する部品は中国製造業にとって重要な存在であり、中国は日本が生産する部品に依存しているからだと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)